海外旅行でおすすめの持ち物7選!
トラブル防止に役に立つ持ち物も紹介!
「海外旅行って何を持っていけばいいんだろう?」
「あると便利な持ち物って何かあるのかな?」
今回は海外旅行に行くときにあると便利な持ち物について解説します。
具体的には、
- ・必須級!海外旅行で持っていくべき持ち物7選
- ・トラブル防止に役に立つおすすめの持ち物7選
- ・あると便利!海外旅行でおすすめの持ち物5選
などを解説していきます。
海外旅行では何が起こるかわかりません。
全く予想していないことが起こることもあるでしょう。
また、日本では簡単に入手できるものも、海外では全然見つからないということもあります。
そのため海外旅行では出発前の事前準備が非常に大事になってきます。
今回の記事でおすすめの持ち物について解説するので、海外旅行を快適に過ごすための参考にしてみてください。
目次
1.海外旅行では持っていける荷物に限りがある
海外旅行に持っていける荷物には限りがあります。
航空機であれば、ほとんどの会社で「重さ」「サイズ」「個数」の制限があります。
また、超過料金を支払うことで、より多くの荷物を持ち込めることもありますが、あまりに多すぎると今度は自分自身で持ち運べなくなってしまいます。
また、お土産や現地で購入したものを入れるスペースの確保も必要と考えると、やはり持っていける荷物には限度があると言えるでしょう。
上記のことを考えたときに、持っていく荷物は厳選することをおすすめします。
2.必須級!海外旅行で持っていくべき持ち物7選
まずは、海外旅行に欠かせない持ち物について解説します。
持っていかないと出国できなかったり、海外旅行中に不便な思いをする持ち物ばかりなので、必ず準備をして持っていくようにしましょう。
2-1.パスポート・ビザ・ESTA
海外旅行に行くときはパスポートが欠かせません。パスポートがないと、航空会社(特にLCCなど)や予約サイトによっては航空券を予約できないこともあります。
パスポートには有効期限があり、場合によっては申請手続きが必要になることもあります。
なるべく余裕を持って、早めの段階でパスポートの有効期限が切れていないか確認するようにしましょう。
※詳細については、各都道府県のパスポート申請窓口に確認しましょう。
また、渡航先や渡航目的によっては、ビザが必要になることもあります。
たとえば、アメリカに旅行に行く場合は、ビザかESTA(90日以内の観光・短期商用渡航の場合)が必要になります。
出発前に渡航先の国の大使館・領事館や旅行会社に連絡をして、ビザが必要であれば手続きを行い、取得しておくようにしましょう。
※旅行先や旅行目的により、手続きの流れは異なります。詳細は各国の大使館・領事館にお問い合わせください。
また、ESTAついては、以下の記事で具体的に解説しています。
「ESTAって何だろう?」と思った場合は、あわせてチェックしてみてください。
2-2.クレジットカード・現地通貨
旅行中の決済手段として、クレジットカードと現地通貨は必ず準備しておくようにしましょう。
なお、クレジットカードの場合は、ブランド(Visa、Mastercard等)によっては、使用できないこともあります。
1つだけではなく、複数のブランドのクレジットカードを用意しておくといいでしょう。
また、クレジットカードをメインの決済手段として考えていて、出費額が大きくなる場合は、限度額も引き上げておくことをおすすめします。
あわせて、現地通貨(現金)も持っておくと、決済ができないリスクをより減らすことができます。
どれか1つではなく、複数の決済手段を用意して、いざというときに備えておくと安心です。
また、クレジットカードや現金は可能な限り分散して持ち歩くようにしましょう。
分散しておけば、万が一スリにあったり、紛失したときでも被害を最小限に抑えられます。
分散させすぎても管理が大変になるので、3つくらいに分けて持ち歩くといいでしょう
2-3.体温調節がしやすい衣服
体温調節がしやすい衣服(上着、インナー等)を持っていくといいでしょう。
渡航先の国によっては、時間帯によって寒暖差が激しいこともありますし、室内と屋外で気温が大きく異なる(室内でクーラーが効きすぎている等)こともあります。
体温調節ができない服装で出発した結果、うまく体温調節ができずに体調を崩してしまうこともあり得ます。
現地の気候などを確認の上、適切な服装ができるように準備しておきましょう。
また、現地に馴染めない服装もNGです。
ホテルやレストランではドレスコードを求められることがありますし、宗教関連の施設の場合、適切な身だしなみ(ミニスカート、毛皮・ファーはNG等)があったりなど、TPOを考慮した服装が必要となることがあります。
現地についてから準備をするのは大変なので、行く予定の観光地 やレストランなどのドレスコードの有無を出発前に調べて事前に準備しておくようにしましょう。
2-4.常備薬
普段から服用している薬がある場合は、持っていくようにしましょう。
日本ではドラッグストアなどで簡単に入手できる薬でも、海外ではなかなか入手できないこともあり得ます。
また、現地で入手できる薬は日本と成分が異なったり、効き目が強かったりして体に合わないこともあります。
万が一、薬を切らせてしまうと、体調を崩して しまう可能性もあるので、少し多めに 持参することをおすすめします。
なお、以下の記事で、海外に薬を持っていくときの注意点について 解説しています。
常備薬がある場合は、こちらの記事も確認してみてください。
2-5.折り畳みバッグ、エコバッグ
海外旅行では、何かと荷物が多くなりがちです。
そのようなときに、折り畳みバッグやエコバッグがないと全ての荷物を手で持つことになります。
また、渡航先の国によってはスリや置き引きが多いこともあり、盗られないように荷物をしまう必要があります。
上記のようなことを考えたときに折り畳みバッグやエコバッグを持っていくことをおすすめします。
2-6.変換アダプター
海外では、コンセントの形が日本と異なることがあります。
どのような形をしているかは渡航先の国によりますが、場合によっては変換アダプターがないとコンセントが使えないこともあります。
出発前に渡航先の国のコンセントがどのような形をしていて、変換アダプターが必要か確認しておくことをおすすめします。
なお、旅行先によっては変換アダプター以外に、変圧器が必要になることがあります。
変圧器を使わずにコンセントに挿すと事故や電子機器の故障の原因となることもあるので、必ず渡航先の国で変圧器が必要か確認しましょう。
2-7.レンタルWifi・SIMカード
海外では、一部を除いて日本で使用している通信キャリアが使用できません。
なので、海外で使用できないキャリアと契約していて、かつWifiスポット以外でネット環境を使いたい場合は、レンタルWifiや現地の通信キャリアが使用できるSIMカードを準備する必要があります。
現地の無料Wifiを使用することもできますが、無料Wifiの場合、以下のような状況となる場合があります。
- ・接続が切れやすい
- ・通信速度が遅い
- ・セキュリティレベルが低い
また、近くに無料Wifiがない場合はWifiスポットを探す必要も出てきます 。
海外旅行中はわからないことも多く、その度にいろいろ調べることもありますし、いざというときにネット環境が使えないのは非常に不便なので、準備をしておくことをおすすめします。
3.トラブル防止に役に立つおすすめの持ち物7選
次に、トラブル防止に役に立つおすすめの持ち物について解説します。
海外旅行中には様々なトラブルが発生する可能性があります。
そういったトラブルの予防や、トラブルが発生してしまったときにすぐに対処できるような持ち物について解説するので、リスクへの備えとして持参することをおすすめします。
3-1.TSAロック対応スーツケース
アメリカに旅行に行く場合は、TSAロックに対応したスーツケースの使用を検討してみてください。
TSAロックとは、アメリカ出入国の荷物検査で使用されているロックです。
空港で荷物検査を行うときに職員がTSAロックのマスターキーを持っているので、そのキーを使うことでスーツケースの中身を調べることができます。
では、なぜTSAロックが必要なのでしょうか。
理由としては、アメリカでは、2001年に同時多発テロが起きてから、
荷物検査の強化をおこなっていて、アメリカに出入国する際、スーツケースの中身を確認できる状態で預ける必要があるからです。
そして、荷物検査の際に、TSAロック以外で施錠されたスーツケースの場合、強引に開けられて鍵を破壊されることがあります。
鍵を壊されないために、鍵をかけずにスーツケースを預ける方法もありますが、鍵をかけないことに抵抗を感じることもあるでしょう。
そんなときにTSAロックであれば、鍵をかけつつも空港で職員がロックを解除してスーツケースの中を確認することができます。
ただし、中にはTSAロックを使用してもスーツケースのロック部分が傷付いた状態で戻ってくる場合や強引にロック部分を剥がされて、使用できないほど破損しているケースもあるようです。
TSAロックを使用する場合は、上記のことも念頭に入れた上で検討するといいでしょう。
TSAロックについては、以下の記事で具体的に解説しています。
スーツケース選びに迷っている場合は、チェックしてみてください。
3-2.ウエストポーチ
海外では、日本と比較してスリの被害が多くなっています。
たとえば、外務省による2019年のデータではヨーロッパで日本人が被害にあった 事件の内、約93%が窃盗だったという情報もあります。
ちょっとした隙に犯行が行われることもあり、場合によってはスリにあったことにしばらく気づかないこともあります。
なので、スリ対策は必須となっていますが、そのために役に立つのがウエストポーチです。
ウエストポーチであれば、ファスナー付きで防犯性が高く、貴重品等をまとめて収納できます。
また、薄くて軽い上に両手が空くので、スリ対策にはピッタリのアイテムです。
さらに、以下のような対策をすることで、よりスリにあいにくくなります。
- ・前掛けにする
- ・隠すように上から被せる
- ・中身が必要となるとき以外は常に服の下に隠す
貴重品を盗まれてしまうと、旅行どころではなくなってしまいます。
油断すると盗まれると思って、しっかり対策をするようにしましょう。
具体的なスリ対策は、以下の記事で具体的に解説しています。
悪質なスリから持ち物を守るためにも、ぜひ読んでみてください。
3-3.ワイヤーロック
こちらもスリ対策になりますが、ワイヤーロックもあるといいでしょう。
ワイヤーロックとは、荷物を柱等に固定して盗まれないようにするためのアイテムです。
海外では、一瞬の隙に荷物を盗まれてしまうことがあります。
そして、どんなに警戒していても、隙ができてしまうこともあるでしょう。
そんなときにワイヤーロックがあれば、一瞬の隙に荷物を盗まれるリスクを下げられます。
荷物を持って、人混みの中に長時間いる場合やドミトリーなど知らない人と同じ空間で寝泊まりする場合などは、持っていくことをおすすめします。
3-4.抗ヒスタミン成分を含む塗り薬や軟膏
抗ヒスタミン成分を含む塗り薬や軟膏も持っていくといいでしょう。
抗ヒスタミン成分にはアレルギー症状を改善する効果があります。
様々なアレルギー症状に効果がありますが、その中の1つに虫刺されによるかゆみの抑制があります。
渡航先によっては、日本よりも虫の数が多い国もあり、虫に刺された結果、かゆみが発生することがあります。
特に、「トコジラミ」と呼ばれる虫による虫害が数多く報告されており、様々な媒体で注意喚起がされています。
(トコジラミに刺されると、強いかゆみや赤い発疹等の症状が出ることがあります)
刺されてから探すよりも、事前に準備しておいた方が素早く対応できます。
抗ヒスタミン成分を含む塗り薬や軟膏については、薬局やドラッグストアで販売されているので、購入して持参することをおすすめします。
(なお、抗ヒスタミン成分を含む塗り薬や軟膏を使用すると虫刺されとは別に、皮膚の発赤、腫れ、痒み等の症状が現れることがあるので、異常を感じたら使用を中止しましょう)
また、トコジラミについては、以下の記事で具体的に解説しています。
刺されないためにはどうしたらいいかも解説しているので、不安な場合は読んでみてください。
3-5.安眠グッズ(アイマスク、耳栓)
渡航先の国にもよりますが、海外旅行では、体内時計のバランスが崩れてしまい、時差ボケになってしまうことがあります。
症状が軽い場合は すぐに回復することもありますが、重い場合はなかなか回復せず、思うように旅行を楽しめなくなることもあります。
特に時差が5時間以上ある国へ渡航する場合は、時差ボケが発生する可能性が高いと言われており、 対策をしておく方が無難です。
その対策の1つとして挙げられるのが、フライト中の睡眠です。
フライト中の現地時間が夜なら、睡眠を取ることで、体内時計のズレを抑えて、時差ボケを予防する ことができます。
ただし、航空機の機内は、他の乗客がいたり、継続的にエンジン音が聞こえたり、普段寝ている環境とは異なる環境です。
場合によっては、眠りにつけない可能性があるので、アイマスクや耳栓などの安眠グッズを持っていくといいでしょう。
時差ボケについては、以下の記事で対策や解消法を、より具体的に解説しています。
時差ボケになった経験があったり、不安を感じる場合は、あわせてチェックしてみてください。
3-6.ポケットティッシュ・ウェットティッシュ
ポケットティッシュやウェットティッシュも持っていくといいでしょう。
海外と日本では、あらゆる文化が異なり、国によっては食事をする場所で、おしぼりが出てこないことがあります。
そのようなときにウェットティッシュがあるとサッと手を拭けるので便利でしょう。
衣服が汚れてしまった場合も、ウェットティッシュがあれば、すぐに対応できます。
また、海外ではトイレにトイレットペーパーが用意されていないことがあります。
仮に用意されていたとしても、紙が硬く吸水性が悪いこともあるので、代わりになるポケットティッシュを持っておくと安心です。
ポケットティッシュもウェットティッシュもサイズが大きくなく、そこまで荷物にもならないので持っていくことをおすすめします。
海外のトイレにおける注意点については、以下の記事で解説しています。
日本のトイレとは違う部分もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
3-7.虫よけスプレー
虫に刺されないようにするために虫除けスプレーもあると安心でしょう。
海外旅行に限らず、虫に刺されると、それが原因で痒みや痛み、場合によっては病気に罹患してしまうことがあります。
代表的な例としては、「蚊」が挙げられます。
蚊に刺されると、以下のような病気を発症する可能性があります。
- ・黄熱
- ・マラリア
- ・デング熱
- ・バンクロフト糸状虫症
- ・マレー糸状虫症
- 参照:厚生労働省
海外旅行中に、このような病気を発症すると旅行どころではなくなってしまいます。
最悪の場合、入院することになる可能性もあるでしょう。
蚊に限らず、虫に刺されて良いことはないので、刺されるリスクを下げるためにも、虫よけスプレーを持っていくといいでしょう。
4.あると便利!海外旅行でおすすめの持ち物5選
ここから、海外旅行で持っていくことをおすすめする持ち物について5つ紹介します。
個人差はありますが、どれも持っていって困るものではないで、他の荷物と相談しながら検討してみてください。
4-1.現地のガイドブック
渡航先の現地のガイドブックを持っていくといいでしょう。
ガイドブックがあれば、現地の情報を確認できますし、危険な場所や行動等が書かれていれば、トラブルの防止にもなります。
スマホがあれば不要と思うかもしれませんが、調べたいことがあるときに冊子でパッと調べられる利点もあります。
荷物に余裕がある場合は、持参するといいでしょう。
4-2.大きめの袋
大きめの袋もあると便利でしょう。
旅行先で急に荷物が増えたり、思っていた以上にお土産の量などが増えてしまうこともあるので、そういったときに袋があれば柔軟に対応できます。
袋の中でも耐久性に優れたものや取っ手が付いている袋であれば、より使いやすくなるので、持っていくことをおすすめします。
4-3.拡大鏡やメガネ
人によりますが、視力に不安がある場合は拡大鏡やメガネがあるといいでしょう。
旅先ではどのような大きさの文字を読むかわかりません。
場合によっては読むのに苦労するような小さい文字を読まなければいけないこともあるでしょう。
そのような場合に拡大鏡やメガネがあれば、文字が小さくても読むことができます。
「小さい文字でも全然、大丈夫!」という場合は不要ですが、そうでない場合は持っていくことをおすすめします。
4-4.テーブルタップ
コンセントの数を増やせるテーブルタップもあると便利でしょう。
海外旅行中は様々な用途で電気を使うことになります。
- ・スマートフォンの充電
- ・モバイルバッテリーの充電
- ・モバイルWifiの充電
- ・ドライヤー
- ・電気シェーバー等
人によっては、他にもいろいろな用途で電気が必要になることもあります。
そのようなときに、コンセントの数を増やせるテーブルタップがあると便利でしょう。
また、渡航先の国によっては電気を使用するときに変圧器が必要になることがありますが、テーブルタップがあれば変圧器を1つ用意するだけで済みます。
コンセントの位置が悪く、使いづらいときもテーブルタップがあれば使いやすい位置にコンセントを用意できるでしょう。
上記のことからテーブルタップがあると何かと便利なので、持っていくことをおすすめします。
4-5.(使い捨て)スリッパ
スリッパもあると便利です。
海外では、日本と違って室内で靴を脱ぐ文化がないことがあります。
なので、ホテルの部屋でも靴を履く必要がありますが、スリッパがあればその必要はありません。
また、航空機のフライトが長時間になる場合、スリッパを使うことでリラックスした状態で過ごすことができます。
使い捨てスリッパであれば折りたたんでコンパクトになっているものもあるので、必要な場合は準備をしておくことをおすすめします。
5.海外旅行は事前準備が大事!
海外旅行では、何が起こるかわかりません。
日本にいるときにはあまり体験しないようなトラブルでも、海外旅行中には発生することもあります。
事前準備をしっかりしてから出発することで、不測の事態にも対応できるようになるでしょう。
せっかくの海外旅行を最大限楽しむためにも、充分な準備をしてから出発することをおすすめします。
また、初めて海外旅行に行く場合は、以下の記事で準備すべきものと注意点を解説しているので、合わせて読んでみてください。