ESTAとは?アメリカ渡航時の申請方法を解説

アメリカ旅行を計画するときによく耳にする“ESTA(エスタ)”。
観光などでアメリカに渡航する際には、ビザの代わりとして、必ずESTAを取得する必要があります。
この記事では、ESTAの基本情報と申請方法を解説します。
アメリカに渡航する予定のある方はチェックしてみてください。
目次
1.ESTAの基本情報
そもそもESTAとは何のことなのでしょうか?
ここではESTAの基本情報に関してご紹介します。
1-1.ESTAとは
ESTAとは、ビザ免除プログラム(VWP)により、ビザなしでアメリカに入国する場合に、取得する必要がある電子渡航認証のことです。
アメリカに入国する外国人に対し、アメリカ政府が事前に入国審査を実施するためのもので、ESTAを取得していない場合は、ビザが必要となります。
※ESTA取得時の申請の流れについてはこちら。
1-2.対象者
ESTAの対象者は、ビザを取得せずアメリカに入国する外国人全員です。
(ビザ免除プログラム対象者)
日本はビザ免除プログラム対象国のため、日本政府発行のパスポートを有している方は本プログラムの対象となります。
1-3.有効期限
ESTAの有効期限は承認を得てから2年間です。
そのためESTAの承認を得てから2年以内であれば、新たに申請することなく、入国することが可能です。
ただし、申請時に登録したパスポートが失効した場合には、新たに申請が必要となります。
1-4.2022年5月2日より、陸路での入国でもESTAが必要に
ESTAはこれまで、飛行機や船でアメリカに入国するときのみに必須であり、陸路で入国する場合には、ESTAの代わりに「I-94W」というフォームに必要情報を記入する必要がありました。
しかし、2022年5月2日より、陸路での入国においてもESTAが必要となり、「I-94W」フォームでは認められなくなりました。
カナダやメキシコから陸路でアメリカに入国する場合にも、必ずESTAを申請しておきましょう。
2.アメリカ渡航時のESTA申請方法
ここではESTAの申請方法をご紹介します。
なお、審査には一定の時間を要します。
申請内容の誤り等で時間のロスや二度手間を防止するためにも、申請方法を確認してから手続きを進めることをおすすめします。
2-1.申請要件
ESTAの申請をする前に、ご自身が申請要件に当てはまるか確認しましょう。
- 【ESTAの申請要件】
- ・観光・短期商用・他の国への乗り換えのいずれかが渡航目的である
- ・滞在日数が90日以内である
- ・ICチップ付きの有効なパスポートを所持している
上記の要件を満たせない場合は、ビザを取得するようにしましょう。
2-2.申請料金
ESTAの申請には、1人あたり21米ドルの支払いが必要です。
なお申請代行サービスを利用する場合には、申請料金以外に手数料が発生しますので、ご注意ください。
2-3.申請の流れ
ESTAの申請はオンラインで実施します。
パソコンやスマートフォンを用いて手続きを行いましょう。
なお、以下のものが手続き中に必要になりますので、事前に用意しておくようにしましょう。
- ・パスポート
- ・クレジットカード(またはPayPal)
- ・メールアドレス
- 【ESTA申請の流れ】
- ①免責事項に同意する
- ②申請者情報・個人情報・渡航情報を入力する
- ③適格性に関する質問に回答する
- ④申請内容を確認する
- ⑤支払い手続きを行う
2-4.出発72時間以上前に申請するのがおすすめ
ESTA申請後、通常24時間以内に審査は完了しますが、場合によっては最大で72時間要する場合があります。
「出発時間までに審査が完了しなかった」とならないように、出発72時間以上前に申請しておきましょう。
3.ESTAの申請はお早めに
ESTAの基本情報と申請方法をご紹介しました。
観光や短期商用を目的として、アメリカに旅行するときにはESTAの取得が必要です。
アメリカへの渡航直前に慌てないためにも、早めに準備を済ませておきましょう。
[参照元リンク](※クリックすると外部サイトへ遷移します。)
・Official ESTA Application Website(ESTA申請公式サイト)
・在日米国大使館「ESTA(エスタ)申請」