保険における「付帯」とは?
付帯という言葉が使われている実例も交えて解説!

保険における「付帯」とは?付帯という言葉が使われている実例も交えて解説!

「海外旅行保険を調べたら出てくる“付帯”ってどういう意味だろう?」
「クレジットカード付帯の海外旅行保険ってどういうこと?」

今回はそんな人向けに“付帯”という言葉の意味や、クレジットカード付帯の海外旅行保険の自動付帯、利用付帯について解説します。

具体的には、

  • ・付帯とは何か?保険の実例を交えてわかりやすく解説!
  • ・有料?無料?クレジットカード付帯の海外旅行保険とは?
  • ・クレジットカード付帯の海外旅行保険における自動付帯と利用付帯の違い

などを解説します。

“付帯”とは、主となる物事に、何かを付け加えることです。
また、上記以外にも色々なケースで使われています。

たとえば、旅行保険であれば、基本的な補償内容がセットされていることを付帯されていると言いますし、追加で特約を追加する(オプションで補償内容を手厚くする)場合にも特約が付帯されると言います。

また、クレジットカード付帯の海外旅行保険であれば、クレジットカードに海外旅行保険がセットされていることを付帯されていると言います。

付帯という言葉の意味を理解して、自分にピッタリの海外旅行保険を選べるようになりましょう。

1.付帯とは何か?保険の実例を交えてわかりやすく解説!

保険における“付帯”では、主に以下の2つの意味で使われることがあります。

1つ目は自動で補償がセットされることで、“自動付帯”と言われます。
2つ目はオプションでつける補償をセットすることで、“任意付帯”と言われます。

多くの保険商品では、自動付帯で基本的な補償内容が用意され、そこに契約者の意思で任意付帯の特約などを追加する形で構成されています。

たとえば、旅行保険で使用される自動付帯、任意付帯の使用例としては、以下のようなものが挙げられます。

【旅行保険で使用される”付帯”の使用例】

  • ①セットプランには、「救援者費用補償特約」が必ず付帯されています。(自動付帯)
    ⇒セットプランの補償に、「救援者費用補償特約」が自動で付いている。
  • ②電子機器等追加補償(オプション)を付帯いただくと、携帯電話・スマートフォンなどの電子機器が補償の対象となります。(任意付帯)
    ⇒オプションで電子機器等追加補償を付けた場合、電子機器が補償の対象となる。
  • ③航空機遅延補償は、オプションで付帯することができます。通常のセットプランには付帯されていませんので、ご希望の場合はご選択ください。(任意付帯)
    ⇒航空機遅延補償はセットプランには付いていないため、オプションで付けたい場合は選択する必要がある。

このように自動付帯、任意付帯に関わらず補償や特約がセットされることを“付帯”と表現しています。

2.有料?無料?クレジットカード付帯の海外旅行保険とは?

ここまで、保険において付帯という言葉がどのような意味で使われているのかを解説してきました。

しかし、付帯という言葉は他にも色々な使われ方をしています。
その中の1つが、クレジットカード付帯の保険です。

この場合は、“クレジットカードに保険がセットされている”ということになり、利用可能な保険の一例として、海外旅行保険が挙げられます。

クレジットカード付帯の海外旅行保険については、主に以下のような特徴があります。

  • ・申し込みの手続きが不要
  • ・保険料の支払いがない
  • ・カードの種類によっては、任意加入の海外旅行保険と比較すると保険金額が低いことがある

以下の記事では、クレジットカード付帯の海外旅行保険についてわかりやすく記載しています。
任意加入の海外旅行保険との違いについても解説しているので、ぜひ読んでみてください。

海外旅行保険はクレジットカードで十分?知っておくべき注意点とは?

3.クレジットカード付帯の海外旅行保険における自動付帯と利用付帯の違い

クレジットカード付帯の海外旅行保険は”自動付帯”と”利用付帯”の2つのタイプに分類されます。
これは「付帯条件」と呼ばれるもので、条件を満たさないと海外旅行保険が適用されません。

所持しているクレジットカードがどちらの付帯条件に当てはまるか確認するようにしましょう。

3-1.自動付帯

自動付帯の場合、クレジットカードを所持していれば、自動的に保険が適用されます。
カードの有効期限が切れていなければ、手続きを行わず持っているだけで保険が適用されるので便利です。

なお、自動付帯については、以下の記事で具体的に解説しています。
自動付帯について、より詳細に調べたい場合はチェックしてみてください。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は自動付帯が理想?11の要素に分けて利用付帯と徹底比較!

3-2.利用付帯

利用付帯の場合、旅行に関係する代金をクレジットカードで支払うなどの条件を満たすと保険が適用されます。
(この条件を“適用条件”と言います)

旅行に関係する代金には、主に以下が含まれます。

  • ・航空機をはじめとする公共交通機関のチケット
  • ・募集型企画旅行の代金 ※旅行業者が企画するものを指す

日本出国前の決済が条件という場合もあるため、適用条件は旅行前にチェックしておくことをおすすめします。

また、利用付帯の代表的な条件例は、以下の記事でまとめています。
一般的にどんな条件があるのかわかりやすく解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

クレジットカード付帯の海外旅行保険(利用付帯)の適用条件を事例付きで解説!

4.保険を選ぶときは、1つ1つの言葉の意味を理解することが大事

保険商品は、約款に記載されている内容をもとに補償されます。

クレジットカード付帯の海外旅行保険には、家族特約が付帯されていることがあります。

なので、その中に記載されている言葉の意味を理解していないと、いざというときに「思っていたのと違った…!」となってしまう可能性があります。

“付帯”に限らず、分からない言葉や補償内容がある場合は、1つ1つ意味などを調べることをおすすめします。

エイチ・エス損保のオウンドメディア「保険の豆知識」では海外旅行保険について、詳しく解説した記事を数多く用意しています。
海外旅行保険についてわからないことがある場合は、ぜひチェックしてみてください。

「保険の豆知識」はこちら

LCD23-136 2023年12月