海外旅行保険の治療費用“無制限”とは?“無制限”プランを徹底解説!

※本記事は一般的な海外旅行保険に関する情報を記載しています。当社の「海外旅行保険たびとも」の商品内容についてはこちらをご確認ください。
「海外旅行保険の治療費用ってどういう補償なんだろう?」
「海外旅行保険の中に、治療費用の保険金額が無制限になってる保険があるけど、無制限の方がいいのかな?」
今回は、そんな疑問を持つ人に向けて、海外旅行保険の治療費用について解説します。
具体的には、
- ・ケガをしたときも安心!海外旅行保険の治療費用とは?
- ・無制限の方が良い?海外旅行保険の治療費用“無制限”プランは必要なのか?
- ・クレジットカード付帯の海外旅行保険がある場合はどうする?
などを解説します。
海外旅行保険の治療費用は、海外旅行中に偶然ケガや病気になって病院で治療を受けたときに発生した費用を支払う補償です。
この記事では、そんな海外旅行保険の治療費用や保険金額を無制限にした方が良いのか等を解説します。
海外旅行保険に加入するときの参考にしてみてください。
目次
1.ケガをしたときも安心!海外旅行保険の治療費用とは?
海外旅行保険の補償項目の1つである治療費用とは、
- 海外旅行中の病気やケガによる医療費を補償するものです。
また医療費以外にも、以下のような費用が補償の対象となることもあります。
- ・治療のために必要な通訳雇入費
- ・入院に必要な身の回り品の購入費
- ・入院または通院のための交通費
海外の多くの国では、日本と医療事情が大きく異なり、ちょっとしたケガで治療を受けた場合でも、高額な医療費を請求されることもあります。
そんなときでも海外旅行保険に加入していれば一安心です。
また、海外旅行保険には「キャッシュレス医療」というサポートサービスがあり、保険会社の提携医療機関であれば自己負担なく治療を受けられる場合があります。
一時的にでも医療費を負担する必要がないため、キャッシュレス診療があることで、さらに安心して海外旅行に行けるでしょう。
2.無制限の方が良い?海外旅行保険の治療費用“無制限”プランは必要なのか?
せっかく海外旅行保険に加入していても、万が一のときに保険で補償される金額以上の治療費の請求があった場合、不足分は自己負担となります。
- <例>
- ・治療費用の保険金額:1,000万円
- ・発生した医療費::2,000万円
- ⇒この場合、「2,000万円−1,000万円=1,000万円」が自己負担となります。
そのような事態を防ぐためにも、海外旅行保険に加入するときは、必ず「保険金額が十分か」を確認しましょう。
たとえば、アメリカのニューヨークでは、病気やケガによる1回の入院で数百万円から1千万円になる可能性があるとも言われています。
(出典:外務省「世界の医療事情 アメリカ合衆国(ニューヨーク)」)
また、エイチ・エス損保の過去の支払い事例では、以下のような高額な医療費が発生したこともありました。
国 | 事故状況 | 支払い保険金額 |
---|---|---|
アメリカ | 肺炎を発症したため病院へ搬送。集中治療室にて治療を受ける。また、現地に家族が駆けつける。 |
治療費用:約8,300万円 救援者費用:約37万円 |
高額な医療費への不安を解消するなら、一部の保険会社が用意している治療費用“無制限”プランへの加入をおすすめします。
治療費用“無制限”プランであれば、補償の上限金額がないため、たとえ高額な医療費となっても自己負担は発生しません。
もちろん、病気やケガをしないことが一番ですが、万が一の備えとして海外旅行保険の治療費用“無制限”プランへの加入をおすすめします。
3.【実例】どんなときに補償される?治療費用の過去の支払い事例を解説!
ここからは、エイチ・エス損保で過去に保険金が支払われた治療費用の事例を紹介します。
どのようなケースで補償されるのか参考にしてみてください。
国 | 事故状況 | 発生した費用 |
---|---|---|
タイ | オートバイで走行中に転倒し、左肩を打撲。病院を受診し、治療費用が発生。 | 約1,232,000円 |
ハワイ | 発熱・咳・鼻水・食欲減退の症状があり、病院を受診。治療費用が発生。 | 約1,407,000円 |
アメリカ | 腹痛・吐き気の症状があり病院を受診。治療費用が発生。 | 約5,478,000円 |
韓国 | 転倒して頭部を打ったため、病院を受診。治療費用・救援者費用が発生。 | ・治療費用 約2,858,000円 ・救援者費用 約81,000円 |
スイス | 山でハイキング中に倒れ、ヘリコプターで病院に搬送された。急性心筋梗塞と診断されて入院。現地の治療費用・入院費用・救援者費用が発生。 | ・治療費用 約4,500,000円 ・救援者費用 約136,000円 |
(エイチ・エス損保調べ)
4.クレジットカード付帯の海外旅行保険がある場合はどうする?
一部のクレジットカードには海外旅行保険が付帯されていることがあり、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する人も少なくありません。
任意加入の海外旅行保険とクレジットカード付帯の海外旅行保険はそれぞれ特長がありますが、治療費用の補償に関しては、任意加入の海外旅行保険の方が手厚い傾向にあります。
海外旅行保険は併用できるので、治療費用をより手厚くしたい場合は、任意加入の海外旅行保険を追加することも検討してみてください。
※補償内容や保険金額などは保険ごとに異なります。詳細は保険会社やカード会社にご確認ください。
なお、クレジットカード付帯の海外旅行保険については、以下の記事で詳しく解説しています。
「カード付帯の海外旅行保険ってどうなんだろう?」と思っている場合はチェックしてみてください。
5.どうやって保険金を請求する?治療費用の保険金請求の流れを5ステップで解説!
ここからは、治療費用の保険金請求方法を解説します。
「保険金の請求ってどうやったらいいんだろう…?」と思ったときの参考にしてみてください。
※ここから紹介する請求方法は一例です。詳しくは保険会社のホームページをご確認ください。
※エイチ・エス損保の保険商品に関する保険金請求方法については、こちらのページで解説しています。
5-1.ステップ1.治療を受ける病院がキャッシュレス診療に対応しているか確認する
まずは、治療を受ける病院がキャッシュレス診療に対応しているか確認しましょう。
- 【キャッシュレス診療】
- 保険会社との提携医療機関で治療を受ける場合、医療費(保険金)が保険会社から医療機関へ直接支払われるサービスのこと。
提携医療機関以外で治療を受ける場合、医療費は一時的に自己負担となり、帰国後に保険金請求手続きをする必要があります。
しかし、キャッシュレス診療に対応していれば、医療費については上記の保険金請求手続きが不要となります。
キャッシュレス診療に対応している医療機関は保険会社のホームページ等に記載があるので、確認してみてください。
なお、エイチ・エス損保の保険商品におけるキャッシュレス診療対応病院は、以下のページで確認できます。
5-1-1.キャシュレス診療に対応している場合
治療を受ける病院がキャッシュレス診療に対応している場合、保険会社から直接病院へ医療費が支払われます。
この場合、病院にて一時的に医療費を支払う必要はありません。
以下の2つを提示することでキャッシュレス診療を受けられるので忘れず持っていきましょう。
- ・保険証券(電子証券)
- ・パスポート
注:実際にかかった医療費が治療費用の保険金額を超過する場合は、超過部分は自己負担となります。
注:キャッシュレス診療に対応している病院でも、治療内容によっては、キャッシュレス診療もできない場合があります
5-1-2.キャッシュレス診療に対応していない場合
治療を受ける病院がキャッシュレス診療に対応していない場合は、一時的に医療費を自己負担する必要があります。
帰国後に保険金を請求しましょう。
なお、保険金を請求するときには、いくつかの書類が必要となります。
その中には、以下のように現地で取得する必要がある書類も存在します。
- ・医療費の領収書/レシート
- ・医師の診断書
※上記は一例で、必要書類は保険商品によって変わります。
また、書類を発行してもらうときは、以下のようなフレーズを使用すると良いでしょう。
- <書類の取得に使える英語>
- 保険請求のため、事故の証明書を書いていただけますか?
- Could you make out a certification of this accident for my insurance claim?
現地でもらっていないと帰国後に病院とやり取りをして請求する手間が発生してしまいます。
治療を受けたときに忘れずに取得するようにしましょう。
5-2.ステップ2.事故の連絡をする
治療を受けたら保険会社に連絡をしましょう。
また、そのときに必要な書類が何か改めて確認しておくと確実でしょう。
なお、連絡をするときに、手元に保険証券(電子証券)を用意しておくとやり取りがスムーズに進むので、準備しておくと良いでしょう。
保険証券については、以下の記事で詳しく解説しています。
保険証券について、イマイチわからないという場合はチェックしてみてください。
5-3.ステップ3.保険金請求に必要な書類を用意する
旅行を終えて自宅に帰った後に、保険金請求書を作成します。
保険会社が用意している請求書に、必要事項を記入して作成を進めましょう。
なお、保険会社によっては、事故が発生してから一定期間内に保険金を請求する必要があります。
いつまでに請求しなければいけないか確認した上で、あまり遅くならないように手続きを進めましょう。
5-4.ステップ4.保険金請求書類一式を送付する
保険金の請求に必要な書類一式が揃ったら、保険会社に送付しましょう。
書類の提出については、郵送ではなく、保険金請求書類一式をWebにアップロードして提出できる保険もあります。
加入している海外旅行保険がどのような形での提出に対応しているか確認するといいでしょう。
なお、エイチ・エス損保の海外旅行保険では、Webでの提出も可能となっています。
5-5.ステップ5.保険金が支払われる
提出した書類に不備がなければ、保険金が支払われます。
ただし、場合によっては不備があって再提出となったり、追加で書類の提出を求められることもあります。
また、内容によっては保険金額内に収まる医療費の請求であっても、一部内容が補償対象外となり、その分を差し引いた保険金支払いになることもあります。
6.安心して海外旅行に行くなら治療費用は〇〇〇がおすすめ!
海外旅行中にケガをしたり病気になった場合、慣れない土地での治療や入院は普段以上に不安になるはずです。
また、国によっては医療事情が日本と大きく異なり、信じられないような医療費を請求される可能性もあります。
そんなときに、治療費用“無制限”のプランに加入していれば、万が一、高額な医療費が発生したとしても費用負担の心配は軽減されます。
上記のことから、安心して海外旅行に行くのであれば、治療費用が無制限のプランへの加入がおすすめと言えるでしょう。
海外旅行を最大限楽しみつつ、万が一にも備える意味で、海外旅行保険に加入する際は、治療費用“無制限”プランを検討してみてください。
なお、エイチ・エス損保のネット海外旅行保険たびともでは、治療費“無制限”のタイプ※をご用意しています。
しっかりとリスクに備えた上で海外旅行に行きたいという場合は、チェックしてみてください。
※P3、F3、G3タイプのみ。
※18歳~64歳の場合のみ。
・たびともは、旅行目的地通知型ネット専用海外旅行保険のペットネームです。