海外旅行での体調不良を防ぐには?気を付けたいポイントをご紹介

※本記事は一般的な海外旅行保険に関する情報を記載しています。当社の「海外旅行保険たびとも」の商品内容についてはこちらをご確認ください。
「海外旅行楽しみだけど、慣れてないから体調崩さないか心配…」
「海外は医療費が高いって聞くし、体調は崩さないようにしたいな」
今回は海外での体調不良を防ぐにはどうしたらいいかを解説します。
具体的には、
- ・海外旅行中の体調不良を防ぐために気を付けるべき5つのポイント
- ・海外旅行中に体調不良になった場合の対処方法
などを解説します。
海外旅行はいろいろな発見や刺激があり楽しいものではありますが、慣れない環境や食事等で体調を崩してしまう人もいます。
体調を崩してしまうと、せっかくの海外旅行を思う存分楽しめなくなってしまいます。
また、場合によっては病院で受診をして高額な医療費が発生することもあるでしょう。
そうならないためにも、海外旅行中は体調を崩さないように気を付けていきましょう。
目次
1.海外旅行での体調不良を防ぐために気を付けたいポイント
準備万端で出発しても、海外旅行の道中や旅行先では、慣れない環境のために思わぬことが原因で体調不良につながることがあります。
まずは、旅行中の行動で、体調を崩さないためにぜひ気を付けてほしいポイントと、対策におすすめのアイテムを併せてご紹介します。
1-1.気温
まず気を付けたいことは、「気温」です。
以下のような、
- ・日本と現地の気候の違い
- ・朝晩の寒暖差
- ・暑い国での室内と室外の気温差
また、機内では"寒い"と感じる人が多いようです。
外資系の航空会社の場合、海外の方の体感温度に合わせて日本人には寒いと感じる温度になっている可能性があるため注意が必要です。
日本の航空会社であっても、上空の外気温の低さから窓側の席で寒さを感じる場合や、機内の湿度の低さから体感温度を低く感じる場合もあるため対策は必須です。
また、ホテルの空調による温度調節も重要です。
暑い/寒い場合に、空調を効かせすぎてかえって風邪をひかないように注意してください。
いずれにせよ、常に気温には気を配り、暑い/寒いと感じたら適切な対応することをおすすめします。
1-1-1.対策:上着
上着は寒さ対策で必須のアイテムです。
出発地である日本や旅行先の気温が高い場合でも、外の気温に惑わされず持っていくことをおすすめします。
夏の暑い時期に旅行に行く場合や、赤道近くのエリアに旅行に行く場合は、特に忘れがちなので気をつけましょう。
特に気温が高いエリアへ旅行する時に気をつけてほしいのですが、外が暑くても、レストランなどの施設内では冷房が非常に効いている場合が多く、半そでやノースリーブのままだと冷えて体調を崩す原因になってしまいます。
建物内に入る予定がある場合は上着を持参し、きちんと体温調節をするようにしましょう。
また、上着以外にも旅行に必須のアイテムは複数あり、そちらについては、以下の記事で解説しています。
快適な旅行にするためにも、ぜひ参考にして準備を進めてみてください。
1-2.乾燥
「乾燥」も体調不良の原因になります。
特に機内やホテルの空調には注意しましょう。
こまめな水分補給をおすすめします。
1-2-1.対策:マスク
乾燥対策におすすめのアイテムです。
マスクをせずにうっかり寝てしまうと、乾燥が原因でのどがカラカラの状態で目が覚めるなんてこともあります。
乾燥から風邪につながることもあるので、こまめに水分補給をしながら、マスクを活用して乾燥対策をしてみてください。
1-3.エコノミークラス症候群
長時間のフライトの場合、機内などの狭いスペースで長時間椅子に座ったままの状態になるため、"エコノミークラス症候群"になってしまうことがあります。
- 【エコノミークラス症候群】
- 食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良により血液が固まりやすくなり、その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する症状のこと。
-
参照:厚生労働省
エコノミークラス症候群は体調不良どころか、最悪の場合、命に関わる可能性もあるので十分注意しましょう。
1-3-1.対策:エコノミークラス症候群予防策
エコノミークラス症候群には、以下のような予防策があります。
- ・ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う
- ・十分にこまめに水分を取る
- ・アルコールを控える。できれば禁煙する
- ・ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない
- ・かかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎをもんだりする
- ・眠るときは足をあげる
このように様々な予防策があるので、適宜実施することをおすすめします。
1-4.食べ物
国によって、味付けや油の量、スパイスの種類など、調理方法が異なるため、日本人の胃には合わずにおなかを壊してしまう可能性があります。
普段食べ慣れている日本での食事とは別物だと捉えるようにしましょう。
その時、問題なく食べていても、後々調子が悪くなることもあるので、特に旅行の初日は胃を慣らすことが大切です。
1-4-1.対策:少量ずつ試す
慣れていない現地の食べ物を食べるときは少量ずつ試しながら食べるようにしましょう。
せっかくの海外旅行で何も気にせず思いっきり食べたくなる気持ちはわかりますが、それで体調を崩したら元も子もありません。
少量ずつであれば、身体への影響も少なく、万が一体調を崩しても軽症で済む可能性もあります。
少しずつ試しながら食べるようにしましょう。
1-5.水
水や氷にも注意が必要です。
日本では水道水は問題なく飲めますが、海外では衛生上の問題から飲むことは避けましょう。
レストランで出されたものでも、水道水を使用している可能性があるためなるべく控えることをおすすめします。
同様に、氷も水道水を凍らせて作っているケースがあるので注意する必要があります。
ヨーロッパを中心とした一部の国では、日本同様水道水を安全に飲むことができると言われていますが、硬水の場合が多いため、軟水に馴染みのある日本人はおなかを下す可能性があります。
旅行中は基本的にペットボトルのミネラルウォーターを飲用することを習慣づけるようにしましょう。
なお、海外の水事情については、以下の記事で具体的に解説しています。
誤って水道水を飲んでしまったときの対策も解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
1-5-1.対策:ミネラルウォーターの持参
現地でも購入することができますが、海外で売っているミネラルウォーターは、比較的硬水が多い傾向にあります。
硬水は日本人が飲み慣れていないことからおなかを壊してしまう可能性があります。
現地でご自身に合った水を探す手間を省くために普段から飲み慣れているものを日本から持っていくと良いでしょう。
ただし、国際線の場合、液体が入ったペットボトルの持ち込みは禁止されているため、預け荷物に入れる必要があります。
出発時のスーツケースは、帰りのお土産のためにスペースに余裕を持たせる方も多いのではないでしょうか。
空いたスペースを活用して、水を何本か入れて持っていくことを1つの方法としておすすめします。
2.海外旅行中に体調不良になった場合の3つの対処方法
もし現地で体調を崩してしまったら、まずは無理せず安静にしましょう。
休んでも体調が戻らない場合は、次にご紹介する、現地で体調を崩してしまった場合の対応方法を実践してみてください。
2-1.対応方法①:薬を飲む
安静にしていてもなかなか体調が良くならない場合は、薬を飲んで様子を見ましょう。
基本的には、日本から持参した普段から使用している常備薬を服用することをおすすめします。
万が一忘れてしまっても現地の薬局で購入することは可能ですが、日本と海外では薬の成分の量が異なる場合があるので、用法用量を必ず確認してから服用するようにしましょう。
海外の薬は十分注意して扱うようにしてください。
また、海外旅行に薬を持ち込む際の注意点等については、以下の記事で詳しく解説しています。
持ち込みたい薬がある場合は、チェックしてみてください。
2-2.対応方法②:病院へ行く
薬を飲んでも症状が良くならない場合は、我慢せず病院へ行って診察を受けましょう。
旅行先の土地に慣れていない場合は、ホテルのスタッフに相談して近くの病院の場所を教えてもらうことをおすすめします。
海外で医療機関を受診した場合、高額な医療費がかかってしまうことに心配する方がいると思います。
しかし、海外旅行保険に加入していれば、治療費用として補償を受けることができます(補償の対象や限度額は保険会社にご確認ください)。
また、海外旅行保険には24時間365日、日本語で相談できるサポートサービスもあります。病院や通訳を紹介・手配してくれることもあるので、不安な場合はぜひ活用してみてください。
なお、エイチ・エス損保の海外旅行保険たびともでは、治療費用の補償の他に、24時間365日LINE電話から日本語のサポートが受けられるサービスをご用意しています。
万が一、体調を崩したときにもサポートが受けられるようになっているので、海外旅行に行くときは加入をご検討ください。
⇒ネット海外旅行保険たびともの詳細をチェックする。
海外旅行保険に加入していない場合でも、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険を利用する方法や、帰国後に「海外療養費制度」を利用する方法もあります。
高額な医療費がかかったとしても、負担をカバーできる可能性がありますので、ぜひ調べてみてください。
なお、クレジットカード付帯の海外旅行保険については、以下の記事で解説しているので、こちらも読んでみてください。
2-3.対応方法③:周りの助けを借りる
どんな場合であれ、少しでも体調に異変を感じたら、周りに相談し、助けを借りるようにしましょう。
同行者がいる場合は、自分1人のせいで旅行の計画が狂ってしまう、せっかくの楽しい時間に迷惑をかけたくないといった気持ちから、なかなか不調を言い出せないかもしれません。
しかし、旅行を楽しむには、前提として「健康でいること」が大切です。
我慢せずご自身の状況を伝えて助けを借りるようにしましょう。
1人の場合も同様です。まずは、日本にいる家族や友人に状況を連絡して、情報を送ってもらったり助けてもらうのもいいでしょう。
情報を基に行動してもなお体調が改善されない場合や、現地の病院のより詳細な情報が知りたい場合などは、滞在しているホテルのスタッフや、ツアーに入っている場合は添乗員に相談して対応してもらうようにしましょう。
万が一症状が重くなって自力で動けなくなってしまう前に、できる限り早めに行動することをおすすめします。
3.無理せず早めに対応することが大事
旅行先で体調不良になる可能性を低くするためにも、今回ご紹介した旅行中に気を付けるべきポイントをぜひ実践してみてください。
万が一体調不良になってしまったら、無理せず休むようにし、安静にしても体調がよくならない場合は、我慢せずに薬を飲んだり病院で診察を受けるなどして早めに対応するようにしましょう。
また、海外旅行保険に加入していれば、近くの病院やキャッシュレス診療に対応した病院を教えてもらえることがあります。
あわせて治療費用についても補償される可能性があるので、万が一体調を崩してしまったときのために加入することをおすすめします。
⇒ネット海外旅行保険たびともの詳細をチェックする。
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