水道水が飲める国はどこ?海外旅行に水を持っていく方法も解説!
「海外って水道水が飲めないって聞くけど、飲める国ってあるのかな?」
「海外旅行に行くときに、水ってどうやって持っていけばいいんだろう?」
今回は、海外旅行のときに気になる海外の水事情について解説します。
具体的には、
- ・アメリカの水道水は飲める?海外で水道水をそのまま飲める国を紹介!
- ・海外旅行にペットボトルの水を持っていくときの注意点
- ・旅行中に海外で水道水を飲んでしまった場合の3つの対処法
などを解説します。
海外の多くの国では、日本のように水道水をそのまま飲むことはできません。
万が一、飲んでしまうと体調を崩してしまう可能性もあります。
可能な限り、現地でミネラルウォーターを購入したり、日本から水を持参することをおすすめします。
水を持参するときの注意点も解説するので、海外旅行に行くときの参考にしてみてください。
目次
1.アメリカの水道水は飲める?海外で水道水をそのまま飲める国を紹介!!
日本では、水道水をそのまま飲むことができますが、実は海外ではほとんどの国で水道水が飲めません。
たとえば、アメリカのような先進国でも、日本と同じように蛇口からコップに水を汲んで飲むことはできません。
では、世界で水道水をそのまま飲める国はどれくらいあるのでしょうか。
具体的には、以下の11ヶ国が該当します。
- 【水道水をそのまま飲むことができる国】
- ・日本
- ・ニュージーランド
- ・オーストリア
- ・モンテネグロ
- ・オランダ
- ・デンマーク
- ・アイルランド
- ・アイスランド
- ・ノルウェー
- ・スウェーデン
- ・フィンランド
2.水道水が飲めない国に旅行に行く場合、どうすればいいのか?
水道水が飲めない国に旅行に行く場合、必ずミネラルウォーターなどを購入して、水を飲むようにしましょう。
飲む以外にも、以下のようなシーンではペットボトルの水を使用した方が安心です。
- ・うがいをする
- ・歯磨きをする
- ・料理で水を使う
また、シャワーを浴びるときも、誤って水道水を飲み込んでしまわないように、下を向いたり、口をしっかり閉じるようにすると良いでしょう。
3.海外旅行に行くときはペットボトルの水を持っていくべきか?
ペットボトルの水は、現地で購入する以外に、「日本から持っていく」のも良いでしょう。
日本の水は基本的に軟水ですが、主にヨーロッパなど国によっては硬水のこともあり、こうした水質の違いが体に合わない場合があります。
また、日本から水を持っていくことで、現地で水を購入する分の出費が減り、節約にもなります。
4.海外旅行にペットボトルの水を持っていくときの注意点
海外旅行にペットボトルの水を持っていく場合、いくつか注意すべき点があります。
この注意点を見落としてしまうと、せっかく持っていった水が無駄になってしまう可能性があります。
以下に記載する注意点をしっかり把握した上で、水を持っていくようにしましょう。
4-1.国際線では預け荷物に2リットル以上の液体は入れられない制限がある
国際線では、預け荷物や機内に持ち込める液体に、種類(ジェル状のものやエアゾール、スプレー等)や容量の制限があります。
具体的には、2リットル以上の液体は、預け荷物には入れられないことが多くなっています。
※2024年6月時点。
この他にも、各航空会社によって、持ち込める液体が決まっているので、当日までに確認しておくようにしましょう。
4-2.国際線ではペットボトルはスーツケースに入れて預け荷物にする
国際線では、液体を機内に持ち込むには100ml以下の容器に入れる必要があります。
その一方で、ペットボトル飲料は、多くが100ml以上の容量となっています。
そのため、100ml以上の容器に入った飲料※は、機内持ち込みではなく、スーツケースに入れて預け荷物にしましょう。
※飲み物自体が100ml以下でも、容器の容量が100ml以上の場合、機内持ち込みができません。
4-3.100ml以上の水を機内に持ち込む場合は、空港のクリーンエリアで購入する必要がある
100ml以上の水を機内に持ち込みたい場合は、空港のクリーンエリア※で購入するようにしてください。
クリーンエリアで販売している水や飲料であれば、100ml以上であっても持ち込みが可能です。
※クリーンエリア:出国審査もしくは保安検査終了から航空機搭乗までの間にある、ターミナルビル内の待合室、通路、売店等の場所。
5.なぜ国によって違うのか?海外で水道水が飲めない理由
なぜ国によっては水道水が飲めないのでしょうか?
ここでは、海外の多くの国で水道水が飲めない理由について説明します。
まず、海外では水質の悪い国があり、有害物質や病原菌が含まれていることがあります。このような水を安全に飲めるようにするためには、高度な水道処理設備が必要です。
また、常に飲める状態を保つためには、水道管や設備を清潔に保つことも重要です。
十分な水道設備が整っていない国では、質の悪い水が出てくることがあります。こういった水を飲むことで、有害物質や病原菌を体に取り込んでしまうリスクがあります。
その結果、体調を崩してしまうことがあり、これが海外で水道水が飲めないと言われる理由です。
6.海外で水道水を飲むとどうなるのか?
では、水道水が飲めない国で水道水を飲んでしまうと、どうなるのでしょうか?
人が飲めるように処理されていない水には、人間の体にとって有害な物質や病原菌が含まれています。
水と一緒にそういった有害な物質や病原菌を取り込んでしまうことで、以下のような症状が起こり、体調を崩してしまいます。
- ・発熱
- ・倦怠感
- ・下痢
- ・腹痛
- ・嘔吐
せっかくの海外旅行で体調を崩さないためにも、水道水が飲めない国では水道水を飲まないようにしましょう。
7.旅行中に海外で水道水を飲んでしまった場合の3つの対処法
万が一、旅行中に誤って水道水を飲んでしまった場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
具体的には、以下の3つの方法で対処していきましょう。
7-1.水やマウスウォッシュで口をゆすぐ
ペットボトルの水やマウスウォッシュなどで、口をすすぎ、口の中に残っている水道水を洗い出しましょう。
身体の中に取り込む水道水の量を減らすことで、体調を崩す確率を下げることができます。
また、仮に体調を崩してしまっても症状が軽くなる可能性があるので、速やかに口をゆすぐようにしましょう。
7-2.水分補給をする
水道水を飲んでしまったことに気付いたら、速やかに水分補給を行いましょう。
飲んでしまった水道水によって下痢や嘔吐を起こしてしまっても、水分補給をしていれば、脱水症状を防ぐことができます。
7-3.水道水を飲んでしまった時間や体調の変化を記録する
水道水を飲んでからの体調の変化を記録しておきましょう。
記録を残しておくことで、医者の診察を受けるときに、自分の症状を正確に伝えることができます。
スマホのメモ帳でもいいので、後から見返せるように体調の変化を記録しておきましょう。
8.海外での水道水に関する注意点
海外旅行では、飲む以外にも水を使用する機会があります。
ここからは海外で水を使用するときに注意すべき点について3つ紹介します。
8-1.うがいや歯磨きでも使用しないようにする
うがいや歯磨きなど、飲まなくても「水を口に含む」ときは、できるだけペットボトルの水を使用しましょう。
誤って水を飲みこんでしまうことや、口の中に残った少量の水から体調を崩してしまうリスクを防止することができます。
8-2.シャワー時に飲まないようにする
シャワーを浴びるときも、あまり上を向かないようにし、口をしっかり閉じるなど、口の中に水が入らないように注意しましょう。
うがいや歯磨きなどと同じく、シャワーでも水道水を飲まないように意識することが大事です。
8-3.現地の人が水道水を飲んでいても大丈夫と思わない
現地の人が水道水を飲んでいたとしても、水道水を飲むのは控えましょう。
現地の人は水質への耐性がついており、飲んでも体調を崩さないこともありますが、日本の水道水に慣れている場合は、耐性がなく体調を崩してしまう恐れがあるためです。
周りが飲んでいるから大丈夫と思わず、ペットボトルの水を飲むことをおすすめします。
9.海外では水道水は飲めないことが大半!しっかりとした準備をしよう
水道水を飲むことができる国は、世界でも日本を含めて11ヶ国しかありません。
そのため、日本で水道水を飲む生活に慣れていると、ついつい渡航先でも水道水を飲んでしまいそうになりますが、水質的に飲むことができない国がほとんどです。
最初は戸惑うかもしれませんが、旅行先では水道水を飲まないように意識し、飲む・うがい・歯磨きなど「水を口にする」ときは必ずペットボトルの水を使用するようにしましょう。
またペットボトルの水を現地で購入する以外にも、節約を兼ねて日本から持っていくことも検討してみてはいかがでしょうか。