台湾旅行前に知っておきたい9つの注意点

台湾旅行がはじめての方は、現地のマナーやルールが分からなくて不安に思うこともあるでしょう。
実際に台湾に行った人から話を聞くと、同じアジア圏とは思えない文化の違いがあったと言います。
そこで今回は、台湾旅行の前にこれだけは知っておきたい注意点を詳しく紹介します。
また、台湾旅行で多くの人が利用するLCCに関しても乗り方や注意点を解説します。
記事を読めば、旅行中に困る場面は少なくなるはず。
ぜひ、楽しい旅となるよう心に余裕を持って出発しましょう。
1.日本とはマナーやルールが違う?台湾旅行の注意点について解説!
台湾は日本から近い旅行先ではありますが、外国です。
日本とは異なるマナーやルールがあり、理解しておかないと、知らない間に違反してしまう可能性があります。
そこで、台湾旅行のときに、事前に知っておきたいマナーやルール等の注意点をご紹介します。
1-1.台湾旅行の注意点①:両替は日本より現地がおすすめ
海外へ旅行をするときには外貨通貨への交換が必要ですが、なるべく良いレートや安い手数料で両替したいと考える方も多いはず。
日本よりも台湾の方がお得に両替できる可能性が高いため、台湾旅行の場合には現地で両替することをおすすめします。
日本でも空港ロビーや銀行窓口、ネット銀行などで両替できますが、台湾はレートが比較的良く、方法によっては手数料が安く済みます。
また、空港のロビーや銀行をはじめ、街の両替所、ATM、ホテルなど至るところに両替所が点在しており非常に便利です。
場所によってレートや手数料が異なるため、どこでどんな方法で両替するのかは重要となります。
お得に両替をしたい方は、台湾現地で両替するのがおすすめです。
1-2.台湾旅行の注意点②:スマホはWi-Fi設定またはSIMカードの購入が必須
台湾でインターネットを使用するには、5つの方法があります。
- 1. 事前申請をして「iTaiwan」や「Taipei Free」などのフリーWi-Fiを使う
- 2. 日本でWi-Fiをレンタルする
- 3. 現地でSIMカードを購入する
- 4. 国内で契約している回線をそのまま使う(国際ローミング)
- 5. eSIMを契約する
旅行中は予期せぬトラブルが起きることもあります。
もしもの時に備えてインターネットを使用できる環境を用意しておくことが大切です。
1-3.台湾旅行の注意点③:夜市は置き引きやスリに注意
夜になると多くの人で賑わう「夜市」は、現地のグルメがたくさん並ぶ、台湾の食を満喫できる場所です。
しかし、置き引きやスリには要注意で、特に1人で歩くのはおすすめしません。
台湾の治安は世界的に見れば「悪くない」と言われていますが、繁華街や空港では観光客を狙った犯罪も起きています。
万が一財布が盗まれたり、カバンごとなくなる等、トラブルに巻き込まれてしまったら楽しい旅行が台無しです。
カバンは自分から見える位置に身につけ、目を離さないようにしましょう。
スリ対策については、以下の記事で解説しています。
台湾に出発する前に、ぜひ読んでみてください。
1-4.台湾旅行の注意点④:道路の横断は慎重に
台湾は日本と比べると、圧倒的にバイクが多いのが特徴です。
もちろん車も走っていますが、車がバイクに挟まれて運転している状況です。
特に交差点では交通事故の危険性が潜んでいます。
日本では絶対的に歩行者が優先ですが、台湾は運転が荒いドライバーが多く、歩行者が気をつけなければなりません。
「横断歩道ではバイクや車が止まってくれるだろう」と安易に考えるのは危険です。
旅行中の事故やケガを未然に防ぐためにも、道路の横断は慎重に行いましょう。
1-5.台湾旅行の注意点⑤:水道水は基本的に飲めない
台湾では水道水を飲む習慣がなく、ホテルの水も基本的に飲用には適していません。
貯水タンクが不衛生、水質が硬水でお腹を下しやすいなどの理由があるようです。
ローカル食堂や屋台でも水を置いていないところが多いので、ホテルやコンビニなどでミネラルウォーターを買い、持ち運びするのをおすすめします。
ただし台湾では、公共の場に熱湯・常温・冷水が選べる日本でいうウォーターサーバーのような給水機が設置してあり、それを飲用するのは問題ありません。
台湾は1年を通して暖かく、特に7月〜9月にかけては気温や湿度が高く場所によっては35度を超えることも。
水分補給は欠かせないので、台湾の水事情は覚えておきましょう。
海外の水道水については、以下の記事で解説しています。
誤って水道水を飲んでしまったときの対処法についても解説しているのでチェックしてみてください。
1-6.台湾旅行の注意点⑥:MRTでの飲食はNG
市街地を走る地下鉄「MRT」 は、もっとも便利な交通手段ですが、車内での飲食が厳しく禁止されています。
チョコレートやガムはもちろんのこと、ペットボトルに入った水やお茶でさえも禁止されているので注意が必要です。
「ちょっと喉が渇いたから水を一口飲みたい」というのもダメです。
違反者には最高でなんと7,500ニュー台湾ドル、日本円で30,000円ほどの罰金が科せられます。
つい日本と同じ感覚でいると、無意識に違反してしまう恐れもあるので、お菓子や水はカバンに入れる等、対策が必要です。
1-7.台湾旅行の注意点⑦:トイレは紙を流せない場合もある
台湾のトイレは海外の中ではキレイな方ですが、トイレットペーパーが置いていないところもあります。
理由は、トイレの配管が詰まりやすい構造になっていたり、水に流れにくい紙質を使用しているためです。
一方、MRT構内やホテル、デパートや公園などのトイレには備え付けのトイレットペーパーの近くにバケツが備えられていることがあります。
その場合、使用済みのトイレットペーパーはバケツに捨てるのが台湾では一般的です。
台湾ならではのルールなので覚えておくといいでしょう。
海外のトイレ事情については、以下の記事で解説しています。
日本とは勝手が違う部分もあるので、事前にチェックしておくことをおすすめします。
1-8.台湾旅行の注意点⑧:食堂や屋台は現金払いが多い
台湾のローカル食堂や屋台では、現金払いが主流です。
レストランやデパート、ホテルなどではクレジットカードも使えますが、日本に比べると少ないと言えます。
できれば台湾で買い物する際は、日本円で10,000円〜20,000円くらいの現金は持ち歩くようにしましょう。
また、お店によっては「おつりの用意をしていない」と言われる可能性もあります。
そのため、少額紙幣や小銭を持っておくのもポイント。
支払いで損をしないよう気をつけましょう。
1-9.台湾旅行の注意点⑨:レジ袋は有料!エコバックを持参
台湾は日本と同様、コンビニやスーパーのレジ袋は有料です。
レジ袋を購入したくない場合は、エコバッグを持参するといいでしょう。
2.大手と何が違う?LCCの乗り方や注意点について解説!
台湾旅行で多くの人が利用する格安航空会社LCC。
飛行機のチケットが大手航空会社の半額近くと、かなり安い場合もあって、お得に旅が楽しめます。
では、LCCは大手航空会社と比較して異なる点はあるのでしょうか。
ここでは、乗り方と利用するときの注意点に分けて解説します。
2-1.LCCの乗り方
大手航空会社とチケットの購入や搭乗手続きに大きな違いはありませんが、サービス内容は異なります。
たとえば、LCCの空港ターミナルは中央ターミナルから離れている場合が多いので、空港には余裕を持って2時間前までには到着するのがおすすめです。
搭乗手続きでは国際線の場合はパスポートの確認が必要なので、原則カウンターでの手続きとなります。
搭乗手続きが終わったら手荷物を預けて、保安検査場で手荷物の検査を受けたのちに搭乗ゲートへ向かう流れとなるのが一般的です。
2-2.LCCを利用する際の注意点
LCCは手荷物検査の重量チェックや、時間のルールが非常に厳しいのが特徴です。
航空会社にもよりますが、手荷物は「7kgまで」という制限があり、それを超えると原則追加料金がかかります。
また、受託手荷物がある場合は追加料金を支払うか受託手荷物が含まれるプラン選びが必要です。
さらに搭乗時刻は、1分でも過ぎると手続きができないばかりか払い戻しにも対応してもらえません。
加えて、台湾の空港は都心部から離れた『台北桃園国際空港』のみ。
さらに大手航空会社よりも遅延や欠航といったトラブルが起きやすく、十分なサポートが受けられないのが難点です。
とはいえ、多少融通が利かないところはありますが、少しでも旅行費用を抑えたい方にとって格安で旅が楽しめるLCCは、お得に活用できるでしょう。
3.マナーとルールを守って楽しい台湾旅行を満喫しよう
はじめての台湾旅行は注意点を知らないと戸惑うかもしれませんが、事前に気をつけるポイントを知っておけば楽しい旅が実現します。
万が一の時に備えて、台湾のマナーと守るべきルールは知っておきましょう。
現地に行ってから焦らないよう、この記事を参考にして、台湾旅行を満喫してください。