70歳以上でも海外旅行保険に加入可能!おすすめの方法をご紹介!

70歳以上でも海外旅行保険に加入可能!おすすめの方法をご紹介!

70歳以上の方が海外旅行をする時、海外旅行保険の年齢制限について気になる方も多いのではないでしょうか。年齢とともに体力面に変化がでてきて、旅行先の慣れない環境で体調を崩さないか不安であったり、万が一の時に備えてお守り代わりに保険への加入を検討されている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、70歳以上の旅行者に向けた海外旅行保険のおすすめの加入方法や加入の際の注意点、旅行先での事故を未然に防ぐためのポイントについて解説します。

70歳以上の旅行者におすすめの海外旅行保険加入方法

海外旅行保険の中には、69歳までの年齢制限を設けている商品もいくつかありますが、インターネット、店舗の窓口問わず70歳以上でも契約可能な商品はあります。
加入方法は、インターネット、旅行代理店や保険会社・保険代理店の窓口、空港の保険カウンターや自動販売機などが挙げられますが、今回は70歳以上の旅行者の方向けに、2つの方法に焦点を当てて解説します。

加入方法①保険会社・保険代理店の窓口を利用する

保険会社や保険代理店の窓口では、保険販売員と相談しながら加入する保険を決めることができます。
内容が難しい場合や、補償内容を詳しく知りたい場合は、保険の専門的知識が豊富な担当者がわかりやすく説明してくれるというメリットがあります。
また、オンラインでの保険相談を行っているところもあるので、店舗に足を運ぶ時間がないという方でも気軽に利用することが可能です。

加入方法②インターネットを利用する

インターネットがつながる環境であれば、時間・場所問わず保険を申し込むことができます。ご自身のペースで複数の商品を比較してじっくり検討しながら申し込みたい、といった方に向いている方法となります。
万が一、保険の申し込みを出発日まで忘れていたとしても、当日に契約できる場合が多いため、その場で申し込みをすることができます。
※海外旅行保険の当日申し込みについては、以下の記事で詳しく解説しています。

海外旅行保険は出発日当日でも加入可能!3つの加入方法をご紹介

また、割引などで保険料が安く設定されている商品が多いこともおすすめポイントの一つです。

注意点は、商品の選定から契約の手続きまでをすべてご自身で行う必要があるということです。
インターネットに慣れていない方は、ご家族が契約者となり、代わりに申し込みをしてもらうことも可能なので、検討してみてください。
ただし、契約者と旅行者(被保険者)が異なる場合、補償内容に制限が設けられているケースもあるので、内容をしっかり確認してから申し込むようにしましょう。

旅行代理店の窓口を利用する方法も

旅行代理店の窓口で旅行の予約をする場合、その旅行代理店が保険契約の代理を行っているのであれば、旅行の予約と一緒に保険に加入することも可能です。
窓口の担当者が、内容の説明や申し込みの手続きをしてくれるため、保険の加入が初めてでもスムーズに契約できます。旅行代理店でツアーの申し込みなどをする場合は併せて利用することを検討してみてはいかがでしょうか。

70歳以上の旅行者が海外旅行保険に加入する際の注意点

70歳以上の旅行者が保険に加入する場合、商品によって条件や制限が設定されているケースがあります。年齢によって保険料や補償内容に制限がある場合や、持病がある方は加入できない場合があるので、ご自身の状況や求める保険料・補償内容と、加入を検討している保険の条件ならびに保険料・補償内容が合っているか、よくチェックしましょう。
また、海外旅行保険における年齢条件は、保険加入時ではなく旅行出発時が基準となっているので注意してください。
続いては、申し込みをする際にぜひチェックしてほしい3つの注意点についてご紹介します。

注意点①保険金額について

保険金額とは、保険金が支払われる事故が発生した場合に保険会社が支払う限度額を指します。
海外旅行保険に申し込む際、保険金額がご自身の納得する金額であるかをきちんと確認する必要があります。
70歳以上の場合、69歳以下向けの内容と比べて保険金額が低い傾向がありますが、商品によっては、保険金額は同じで保険料が高く設定されているケースもあります。
また、70~80歳と81歳以上で金額が変わるケースのように、年齢を詳細に分けて設定されている場合もあるため、申し込みの際はご自身の対象範囲がどこにあたるかをしっかり確認しましょう。

注意点②持病がある場合について

持病や既往症(今は治っているけれど治療を受けたことがある病気)がある場合、海外旅行保険に加入できない場合があります。
既に完治していれば加入できるケースが多いですが、現在も治療中の場合、加入へのハードルが高くなります。
ただし、旅行期間が31日以内の場合や、かぜやインフルエンザ、高血圧、糖尿病、虫歯といった症状であれば加入できる商品もあるので、申し込みの前に確認しましょう。

なお、持病や既往症がある場合の海外旅行保険の選び方については、以下の記事で解説しています。
旅行先での持病の悪化が心配な場合の対応方法についても解説しているので、参考にしてみてください。

持病や既往症がある場合の海外旅行保険の選び方についてご紹介!

持病に対する治療費は基本的に補償の対象外であることが多いですが、一部の商品では、旅行前にかかっていた病気が旅行中に急激に悪化して治療を受けた場合に、対象となることもあります。
例えばエイチ・エス損保の場合、治療中の病気がある時は、インターネットで契約する商品「ネット海外旅行保険たびとも」は申し込みができませんが、代理店で取り扱っている商品「FIT海外旅行保険(店頭契約)」であれば、保険期間が31日までは特に制限なく申し込むことが可能です。ただし、旅行開始前に発病した病気が原因で治療を行った場合は保険金支払い対象外となっています。

注意点③保険期間や特約の制限にも注意

商品ごとに保険の内容は異なるので、ここまでに挙げた注意点以外にも、設定されている条件や制限がご自身の対象範囲にあたるかをしっかりチェックすることをおすすめします。
例えば、70歳以上は保険期間が31日以内と限定されている場合や、特約(メインの補償にオプションで付けられる補償のこと)の付加に制限がかかる場合もあるので、ご自身に合った保険に加入するためにもよく確認してから手続きをしましょう。

旅行先でのトラブルを未然に防ごう!注意するポイントは?

ここまで70歳以上の旅行者に向けて海外旅行保険について解説してきましたが、保険の加入にかかわらず、旅行先でのトラブルは未然に防ぐに越したことはありません。
では、旅行中、特にどういった点に気を付けたら良いのでしょうか。
70歳以上の海外旅行における事故例(エイチ・エス損保調べ)を見ると、転倒、踏み外しによるケガの事例が多い傾向があります。今回は、転倒、踏み外し事故に関して、旅行先で気を付けてほしいポイントを場面ごとにご紹介します。

ケース①観光地

雨が降っている場合、足元が滑りやすくなっている可能性があるので気を付けましょう。
また、観光に夢中になって、段差に気づかず踏み外してしまうこともあるため、よそ見をせず余裕をもって観光することをおすすめします。

ケース②ホテル

ホテルは一息付ける場所でもあるので気を緩めがちですが、使い慣れていないお風呂やトイレでの転倒や、起床の際に寝ぼけて家で寝ていると勘違いしベッドから転倒、といったケースがあります。
ホテルでは旅の疲れをとることも大切なので、ゆっくり休みつつ、普段と異なる生活様式に少し気を付けて行動すると良いでしょう。

ケース③乗り物

飛行機や電車、クルーズ船など、旅行先では様々な種類の乗り物に乗る機会があると思います。
揺れによって足元が不安定になる場合があるため、移動しようと椅子から立ち上がった際にバランスを崩して転倒してしまうケースがあります。揺れが激しい間はなるべく移動は控え、比較的穏やかな時でも急な動きに対応できるよう注意しながら行動しましょう。

まとめ

70歳以上でも海外旅行保険に加入することは可能です。
海外旅行を快適に楽しむためにも、もしものトラブルに備えて海外旅行保険へ加入することをおすすめします。商品の種類はたくさんあるので、ご自身の求める補償内容を満たす保険をじっくり探して、ご自身に合った加入方法で申し込んでみてください。
また、旅行先では、今回挙げた転倒、踏み外し以外にも思わぬトラブルが発生する可能性があります。
普段と異なる環境ということを意識して行動し、トラブルに備えるようにしましょう。

LCD23-186 2024年2月