韓国旅行で必要なものとは?
必需品・あると便利なアイテムガイド【2025年版】

※本記事は一般的な海外旅行保険に関する情報を記載しています。当社の「海外旅行保険たびとも」の商品内容についてはこちらをご確認ください。
「韓国旅行に行くときに、必要なものって何だろう?」
「海外旅行の経験はあるけれど、韓国ならではの持ち物ってあるのかな?」
このように悩む方も多いのではないでしょうか。
韓国旅行が決まったら、まずは必要な持ち物をチェックしましょう。
現地で調達できるものもありますが、事前に準備が必要なものもあります。
こちらの記事では、
- ・韓国旅行に持って行くべき必需品
- ・持っていると便利な+αの持ち物
- ・季節ごとにチェックしておきたい持ち物
などを韓国旅行が初めての方にも分かりやすくご紹介します。
楽しい韓国旅行のお役に立てれば幸いです。ぜひご活用ください!
注:本記事は2025年6月現在の情報をもとにしています。内容が変更となる場合もありますので、ご注意ください。
目次
1.韓国旅行に必要なもの一覧|これだけは持って行くべき必需品リスト
韓国旅行に必ず持って行くべき基本の持ち物をご紹介します。
忘れ物のないよう、出発前にチェックしておきましょう。
1-1.パスポート
これを忘れてしまうと、旅が始まりません・・・!
韓国に入国するには、パスポートの有効期限が「入国時点で3か月以上」必要です。
出発前に、必ず有効期限を確認しておきましょう。
たとえ有効期限が条件を満たしていても、現地でトラブルが起きて滞在が延びる可能性もあります。
その際、パスポートの有効期限が足りなくなると帰国できなくなるおそれもあるため、期限がギリギリの場合は早めの更新をおすすめします。
パスポートの更新(切替申請)※や新規発行(新規申請)には、おおよそ2週間程度かかります。
申請が込み合っている場合は、それ以上かかることもあるので1~2か月以上前に申請しておくと安心です。
※パスポートの更新は有効期限までの残りの期間(残存有効期間)が1年未満になると申請ができます。
1-2.クレジットカードと現金
韓国は日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、空港やホテル、コンビニなど多くの場所でクレジットカードが使えるため、とても便利です。
ただし、屋台などの小さな店舗ではクレジットカードが使えない場合もあるため、ある程度の現金を持っていれば不便を感じずにすみます。
現金の両替は、日本よりも韓国現地の両替所の方がレートが良い傾向にあるため、現地での両替をおすすめします。
また、韓国でも空港の両替所は街中よりレートがやや悪いことが多いため、空港では必要最低限の金額を両替し、残りは市内の両替所で両替するのがおすすめです。
1-3.変圧器
基本的に変圧器は必要ありませんが、持って行く製品によっては必要になります。
韓国の電圧は220Vで、日本の100Vとは異なりますが、最近のスマートフォンやノートPC、カメラ、充電器などの多くの電子機器は、「100V~240V」対応※となっており、そのまま韓国のコンセントで使用できます。
※機器に「INPUT(入力)100V-240V」と表記されているか確認しましょう。
ただし、ヘアアイロンやヘアドライヤー、電動歯ブラシ、電気シェーバーなどの一部家電製品は、日本の100V専用のものも多く、変圧器を使わずに使用すると故障や発火のリスクがあります。
そのような製品を持って行く場合は、以下のいずれかの対応を検討してください。
- ① 変圧器を用意する※
- ② 海外対応「100V~240V」製品を用意する
- ③ ホテル備え付けのものを使用する
※ヘアアイロンやドライヤーは消費電力が高いため、対応できない変圧器も多くあります。変圧器の定格容量を必ず確認しましょう。
定格容量を超える電力を消費すると、電子機器の故障や発火の危険があります。目安として、ヘアアイロンは850W、ドライヤーは1,200W程度の容量が必要です。
1-4.変換プラグ
日本のコンセントはAタイプのみですが、韓国ではAタイプに加えて、CタイプとSEタイプの3種類が使われています。

CタイプとSEタイプは形が似ていますが、SEタイプのほうがピンがやや太いため、CタイプのプラグをSEタイプのコンセントに差し込むことは可能です。
そのため、最低限Cタイプの変換プラグがあれば、多くの場面で対応できます。
ただし、CタイプのプラグをSEタイプのコンセントに使用すると、差し込みが甘く安定しない場合や、故障や火災の原因にもなる場合があります。
安全に使用したい場合は、SEタイプの変換プラグも用意しておくと安心です。
またマルチタイプの変換プラグであれば、韓国だけでなく他の国でも使えるため、海外旅行をよくされる方にはおすすめです。
1-5.モバイルWi-Fi・SIMカード・eSIM
韓国にはフリーWi-Fiスポットが多くありますが、接続が不安定だったり繋がらないこともあります。
そのためモバイルWi-FiやSIMカード、もしくはeSIMを事前に準備しておくことをおすすめします。
- ■モバイルWi-Fi
- ・初期設定が不要で、複数の端末を同時に接続できるため、グループ旅行に適しています。
- ・1台をシェアできるので、グループで使う場合はSIMカードやeSIMよりも比較的コストを抑えられます。
- ・デメリットは、常に持ち運ぶ必要があり、充電の手間がかかることです。
- ■SIMカード・eSIM
- ・SIMカードを差し込むか、eSIMをダウンロードして使うため、荷物が増えません。
- ・1人・2人旅行の場合は、モバイルWi-Fiより比較的コストを抑えられます。
- ・一方で、設定に少し手間がかかる点がデメリットです。
注)SIMフリー端末またはSIMロック解除済みの端末のみ使用可能です。
- ■海外ローミングという選択肢も
-
一部の通信会社では、日本で使っているSIMをそのまま海外で使える「海外ローミングサービス」を提供しています。
会社によっては追加料金なしで利用可能なプランもあるため、事前に契約内容を確認しておくとよいでしょう。
万が一、準備を忘れてしまっても、韓国の空港やコンビニでSIMカードが購入でき、空港ではモバイルWi-Fiのレンタルも可能です。
1-6.モバイルバッテリー
旅行中は写真や動画の撮影、地図アプリの使用などでスマートフォンの使用頻度が普段より増えがちです。
外出先で充電が切れてしまい、「ホテルの場所がわからない・・・」と困らないよう、モバイルバッテリーを1つ以上持参しましょう。
また、モバイルバッテリーは飛行機の預け入れ荷物には禁止されているので、手荷物に入れてくださいね。
1-7.お薬
普段から飲み慣れている胃腸薬や風邪薬、乗り物酔いしやすい方は酔い止め薬も持参しましょう。
特に、韓国料理は本場ならではの辛さがあり、体質によってはお腹を壊してしまうこともあります。
胃腸薬があると、いざというときも安心して旅行を楽しめます。
1-8.コンタクトレンズ・眼鏡
コンタクトレンズや眼鏡も、渡航前にしっかり準備しましょう。
特にコンタクトレンズは、ワンデータイプだと洗浄する手間が省けるのでおすすめです。
また、日本ではコンタクトレンズの購入に眼科での診察が必要ですが、韓国では診察なしで購入できるため、現地で購入できます。
ただし、目に合わない商品を使うとトラブルの原因になることもあるため、基本的には普段使っているものを持参するのがおすすめです。
1-9.衣類
季節や天候に合わせた衣類を準備しましょう。
荷物をコンパクトにしたい場合は、衣類は最小限にして現地で買い足すのもひとつの方法です。
韓国はリーズナブルでおしゃれなアイテムが豊富なので、旅行中のショッピングも楽しめます。
1-10.海外旅行保険
こちらは必要な「持ち物」ではありませんが、海外旅行保険への加入をおすすめします。
「短期間の旅行だから保険は必要ないかも…」と思われる方も多いかもしれませんが、加入をおすすめする理由がいくつかあります。
- ・韓国では、慣れない土地や旅行中ということもあってトラブルや事故に巻き込まれるケースが少なくない。
- ・日本の健康保険が使えないため、医療費が高額になることがある。
- ・韓国で入院した場合、看病などのために日本から家族が渡航する際の費用が必要になる。
- ・保険に入っていれば、キャッシュレス診療や日本語でのサポートを受けられる。
- ・万が一、事故やトラブルが発生した際に、補償対象であれば保険金が支払われる。
「韓国旅行に保険って本当に必要?」と感じている方は、以下の記事もぜひご覧ください。
クレジットカード付帯の保険についてもわかりやすく解説しています。
2.韓国旅行にあると便利な持ち物|快適に過ごすための+αアイテム
韓国旅行をもっと快適に過ごすための、あると便利な持ち物をご紹介します。
旅行の幅が広がるアイテムなので、ぜひ参考にしてください。
2-1.交通系ICカード
韓国旅行では、韓国で普及している交通系ICカードを1枚持っておくと、地下鉄やバスの移動がスムーズになります。
2-2.航空券の控え・ホテル予約確認書
- ■航空券の控え
- 現在はeチケット(電子チケット)が主流ですが、スマートフォンの水濡れなどのトラブルに備えて、印刷して携帯しておくと安心です。
- ■ホテル予約確認書
-
ホテルの予約確認書も、スクリーンショットや印刷したものを準備しておきましょう。
機内で配られる出入国カードには、宿泊先のホテル名や住所の記入が必要なので、すぐに確認できるようにしておくとスムーズです。
2-3.スキンケア・メイク用品
普段使っているスキンケア用品は、小分けにしてできるかぎり荷物を減らしましょう。
美容大国の韓国では、さまざまなスキンケアやメイク用品が手に入ります。
日本からの荷物は最低限に抑え、現地で人気のアイテムを購入して使うのも、旅行の楽しみのひとつですね。
ただし、敏感肌の方は現地の製品が肌に合わない場合もあるため、使い慣れたものを持参することをおすすめします。
2-4.歯ブラシ・歯磨き粉
韓国では、2024年より大型ホテルでの使い捨てアメニティの無料提供が禁止されています。
事前に宿泊予定のホテルに確認し、必要であれば歯ブラシや歯磨き粉を持参するか、現地で調達しましょう。
2-5.ティッシュ・ウェットティッシュ
韓国では、一部のトイレにトイレットペーパーが設置されていない場合もあるため、ポケットティッシュを持参しておくと安心です。
また、ウェットティッシュは屋台での食べ歩きの際や、ベンチなど座る場所が汚れているときに便利なので、1つあると重宝します。
3.季節別|韓国旅行で必要になる持ち物まとめ
韓国にも日本と同様に四季があり、季節ごとに気候が変化します。
快適に過ごすために、天候に合わせた持ち物の準備をしましょう。
3-1.春(3月~5月)
日中は過ごしやすいものの、朝晩は冷えることがあります。
ジャケットやスプリングコートなど、さっと羽織れるものを用意しましょう。
また、黄砂やPM2.5が飛来する時期なので、マスクの持参もしくは現地で購入することをおすすめします。
現地で購入する場合は、「KF94」と表記されたマスクがPM2.5や黄砂に対応しています。
3-2.夏(6月~8月)
日差しが強いので、日焼け止め・サングラス、日傘などの紫外線対策グッズを準備しましょう。
6月下旬から7月下旬は梅雨の時期にあたるため、折り畳み傘やレインコートもあると安心です。
3-3.秋(9月~11月)
過ごしやすい季節ですが、朝晩は冷えることがあります。
春同様にジャケットやカーディガンなど羽織るものがあると便利です。
3-4.冬(12月~2月)
韓国の冬は日本よりも寒く、特にソウルでは氷点下になる日も珍しくありません。
ダウンコートや厚手のセーター、手袋、マフラー、さらにレギンスやタイツでしっかり防寒しましょう。
「旅行のためにダウンコートを買うのはもったいない」「ダウン以外のコートを着たい」という方は、インナーダウンを活用するのもおすすめです。
特に冬は衣類がかさばるため、圧縮袋があると便利です!
掃除機などの道具がいらないタイプも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
さらに、韓国の冬はとても乾燥します。
マスクやリップクリームなどの保湿アイテムも忘れずに持っていきましょう。
4.旅行前に確認!韓国入国に必要な手続きと便利なサービス
韓国旅行の前にチェックしておきたい手続きと、あると安心なサービスをご紹介します。
4-1.K-ETA(ケーイータ)・ビザの取得
通常、韓国に観光で行くときは「K-ETA(韓国電子渡航認証)」の申請が必要ですが、現在は一時的に免除されています。※
そのため、90日以内の観光旅行であれば、パスポートのみで入国できます。
※K-ETAの免除措置は、2025年12月31日までの渡航が対象です(2025年5月現在)。
4-2.「たびレジ」の登録
登録は任意ですが、外務省が提供する便利な無料配信サービスで、出発前から旅行中まで韓国の安全情報を受け取ることができます。
また、現地で事件や事故に巻き込まれた場合、支援を受けやすくなるというメリットもあります。
短期間の旅行でも、安心して過ごすために登録しておくことをおすすめします。
5.しっかり準備をして最高の韓国旅行を!
近くの韓国とはいえ、海外旅行となると必要なものや準備しておくべきことが沢山あります。
準備は少し手間に感じるかもしれませんが、その分安心して旅行を楽しめるはずです!
この記事を参考にして、韓国旅行に必要なものをしっかり準備しましょう。