クレジットカード付帯の海外旅行保険は
組み合わせて使える?
組み合わせる保険の選び方も解説!

※本記事は一般的な海外旅行保険に関する情報を記載しています。当社の「海外旅行保険たびとも」の商品内容についてはこちらをご確認ください。
「クレジットカードについてる海外旅行保険って他の保険と組み合わせて使えるのかな?」
「組み合わせる時ってどんな組み合わせ方がいいんだろう?」
今回は、
クレジットカード付帯の海外旅行保険は組み合わせて使えるのか?
使えるとしたらどのような組み合わせ方があるのか?
具体的には、
- ・クレジットカード付帯の海外旅行保険は組み合わせて使える?2つのパターンを解説!
- ・何が補償される?クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償項目を解説!
- ・【重要】パターン別オススメの海外旅行保険の組み合わせ方3選
などを書いていきます。
結論から書くとカード付帯の海外旅行保険は組み合わせて使えます。
組み合わせることでより高額で充実した補償にできます。
しかし、組み合わせ方によって合算方法が変わってくる点は注意が必要です。
他にも自動付帯と利用付帯の違いや、治療費用・疾病死亡などの補償項目についても書いていくので参考にしてみてください。
※「そもそもカード付帯の海外旅行保険って何だろう?」という場合は、別の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
先にカード付帯の海外旅行保険が何か理解してからこの記事を読むと、より内容がわかりやすくなります。
目次
1.クレジットカード付帯の海外旅行保険は組み合わせて使える?2つのパターンを解説!
結論から書くと、クレジットカード付帯の海外旅行保険は組み合わせて使うことができます。
組み合わせることで、
- ・保険金額が高額になる
- ・補償項目が増える
- ・使えるサポートサービスが増える
といったことが可能となり、補償内容などを充実させられます。
しかし、組み合わせ方によって保険金額の合算方法が少し変わってくるので、以下の2つのパターンに分けて解説します。
- ・複数のクレジットカード付帯の海外旅行保険に加入
- ・クレジットカード付帯の海外旅行保険と任意加入の海外旅行保険に複数加入
保険金額の合算方法の違いを表にまとめると以下のようになります。
傷害死亡・傷害後遺障害 | それ以外の補償 | |
---|---|---|
複数のクレジットカード付帯の海外旅行保険に加入 | 最も高額に設定されている保険金額が適用される | 各保険の保険金額を合算した金額が上限となる |
クレジットカード付帯の海外旅行保険と任意加入の海外旅行保険に複数加入 | 各保険の死亡・後遺障害補償の保険金額の合算が適用される |
※法人カードの場合、保険金の計算方法が変わります。詳細は各カード会社にご確認ください。
1-1.“複数のクレジットカード付帯の海外旅行保険”を組み合わせる
複数のクレジットカード付帯の海外旅行保険を組み合わせた場合、以下のような合算方法が適用されます。
- ・傷害死亡・後遺障害補償:各カードの中で最も高額に設定されている金額が保険金額となる
- ・その他の補償:各カードの保険金額を合算した金額が保険金額となる
具体的には、以下のような計算方法になります。
■傷害死亡・後遺障害補償
- ・カードA:300万円
- ・カードB:200万円
- ・カードC:100万円
傷害死亡・後遺障害:
最大300万円
■その他の補償
- ・カードA:300万円
- ・カードB:200万円
- ・カードC:100万円
最大600万円
このように「傷害死亡・後遺障害」と「その他の補償」で合算方法が変わります。
1-2.“クレジットカード付帯の海外旅行保険”と“任意加入の海外旅行保険”を組み合わせる
クレジットカード付帯の海外旅行保険と任意加入の海外旅行保険を組み合わせた場合、全ての補償項目で、各保険金額を合算した金額が保険金額となります。
具体的には、以下のような計算方法になります。
- ・クレジットカード付帯の海外旅行保険:1,000万円
- ・任意加入の海外旅行保険:1,000万円
保険金額:
2,000万円
複数のカード付帯の海外旅行保険を組み合わせる場合と比較して、計算がシンプルなのが特徴です。
2.クレジットカード付帯の海外旅行保険の“自動付帯”と“利用付帯”の違い
クレジットカード付帯の海外旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2つの種類があります。
自動付帯の場合は、カードを所持していれば自動で保険が適用されます。
一方で、利用付帯の場合は、カード会社が指定する条件(適用条件)を満たすと保険が適用されます。
※一般的には、旅行中の移動費用や現地での買い物の支払いを、指定のカードで行うなどの条件が多いです。
利用付帯 | 特定の条件を満たすと保険が適用される |
---|---|
自動付帯 | カードを所持しているだけで適用される |
ご自身が所持しているカードが、自動付帯と利用付帯のどちらであるかを、出発前に確認しておきましょう。
利用付帯の適用条件については、以下の記事によくある適用条件をまとめています。
利用付帯の海外旅行保険を検討されている場合は、参考にしてみてください。
また、自動付帯と利用付帯の違いについては、以下の記事で細かく解説しているので、違いがイマイチわからなかったり、どちらを選択するか迷っている場合は読んでみてください。
3.何が補償される?クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償項目を解説!
クレジットカード付帯の海外旅行保険では、どのような補償項目が用意されているのでしょうか?
ここで一般的な補償項目を表にまとめて解説するので、参考にしてみてください。
補償項目 | 内容 |
---|---|
治療費用 |
旅行中のケガや病気が原因で治療を受けた場合に、治療にかかった費用が支払われます。 ※クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合は、治療費用がケガ(傷害治療費用)と病気(疾病治療費用)で支払われる保険金の限度額が異なることもあります。 |
救援者費用 |
旅行中のケガや病気が原因で旅行先の病院に入院し、親族が現地の病院まで駆け付けた場合に下記費用が支払われます。 ・現地までの往復運賃 ・ホテル等の宿泊費 など |
傷害後遺障害 | 旅行中のケガが原因で後遺障害が生じた場合に、障害の程度に応じて保険金が支払われます。 |
傷害死亡 | 旅行中のケガが原因で亡くなった場合に支払われます。 |
疾病死亡 |
旅行中に病気で亡くなったり、旅行中に発病した病気が原因で亡くなった場合に支払われます。 ※クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合は、対象外となる場合があります。 |
携行品損害 | 旅行中に、携行品(衣類やパスポートなど旅行に持って行ったもの)が壊れてしまったり、盗難被害にあった場合に、修理費用などが支払われます。 |
航空機寄託手荷物遅延 | 搭乗時に航空会社に預けた手荷物が、航空機が目的地に到着後、一定時間を経過しても目的地に届かなかった場合、衣服や生活必需品等の購入費が支払われます。 |
賠償責任 | 旅行中に誤ってホテルの備品やレンタル品などを破損してしまった場合の損害賠償金が支払われます。 |
※あくまで一般的な補償項目であり、カードによって付帯される補償項目は変わります。詳細は各保険会社・カード会社にご確認ください。
※当社が提供している海外旅行保険はクレジットカード付帯の海外旅行保険ではなく、任意加入の海外旅行保険となっています。
4.クレジットカード付帯の海外旅行保険の使い方とは?
クレジットカード付帯の海外旅行保険で保険金請求をするときは、どのような手順で請求すればいいのでしょうか?
カード付帯の海外旅行保険の場合でも、任意加入の海外旅行保険と同じように、保険の提供元の会社に電話をして手続きを行うことが多いです。
また、最近はWeb上で手続きが完結する場合もあります。
申請方法はカード会社によって違うので、カード会社のホームページで確認しておくといいでしょう。
また、申請時は事前に明示されている書類が必要になります。
必要な書類はトラブルの内容によって変わりますが、一例を挙げると、
- ・保険金請求書
- ・事故証明書(ポリスレポート)
- ・医師の診断書
- ・発生した費用の領収書
- ・遅延証明書
このような書類が必要となります。
事前に準備を整えてから保険金の請求を行いましょう。
より具体的な保険金の請求方法は、以下の記事で解説しています。
事前に請求方法を理解しておきたい場合は、チェックしてみてください。
5.【重要】パターン別オススメの海外旅行保険の組み合わせ方3選
ここからは、パターン別に海外旅行保険の組み合わせ方を解説していきます。
海外旅行保険を組み合わせる場合、求めるものによって適切な組み合わせ方は変わってきます。
そこで3つのパターンに分けて、組み合わせ方の一例を書いていきます。
あくまで一例であり、他の組み合わせ方も存在しますが参考にしてみてください。
5-1.できる限り補償を手厚くしたい
補償を手厚くしたい場合は、クレジットカード付帯の海外旅行保険に加えて、任意加入の海外旅行保険に加入する方法が考えられます。
カードにもよりますが、任意加入の海外旅行保険は保険料が必要な反面、カード付帯の海外旅行保険よりも補償内容が充実していることが多いです。
その補償内容にカード付帯の海外旅行保険を組み合わせることで、補償項目と保険金額をより充実させることができます。
また、補償内容が任意加入の海外旅行保険と遜色ない別のカードを持っている場合は、そのカードと組み合わせてもいいでしょう。
5-2.保険料は抑えた上で補償もしっかりさせたい
保険料は抑えた上で補償もしっかりさせたいときは、クレジットカード付帯の海外旅行保険に加えて、任意加入の海外旅行保険で補償内容を自由に選択できるフリープランに加入する方法が考えられます。
カードにもよりますが、任意加入の海外旅行保険は保険料が必要な反面、カード付帯の海外旅行保険よりも補償内容が充実していることが多いです。
その補償内容にカード付帯の海外旅行保険を組み合わせることで、補償項目と保険金額をより充実させることができます。
また、補償内容が任意加入の海外旅行保険と遜色ない別のカードを持っている場合は、そのカードと組み合わせてもいいでしょう。
5-3.とにかく出費を抑えたい
とにかく出費を抑えたい場合は、複数のクレジットカード付帯の海外旅行保険を組み合わせる方法が考えられます。
自動付帯を2枚組み合わせる、自動付帯と利用付帯を組み合わせる等、組み合わせ方は所持しているカードの状況に合わせて決めましょう。
6.クレジットカード付帯の海外旅行保険を組み合わせる時の3つの注意点
クレジットカード付帯の海外旅行保険の組み合わせは、非常に便利な使い方ですが、一方で注意点もあります。
ここでは代表的な注意点を3つ挙げるので、事前に確認しておきましょう。
6-1.組み合わせ方によっては補償内容が不足する可能性がある
クレジットカードの組み合わせ方によっては、補償内容に不足が発生する可能性があります。
たとえば、
- ・合算した保険金額以上の、治療費が発生してしまった
- ・トラブルが発生したのに対応する補償項目が含まれていなかった
このようなことが起こる場合があります。
組み合わせることで、より充実した補償にはなりますが、事前にどのようなトラブルが補償されるのか確認するようにしましょう。
6-2.傷害死亡・後遺障害以外の補償額は実損分であることが多い
複数のクレジットカードを組み合わせることで、傷害死亡・後遺障害補償以外の補償の保険金額の合算ができますが、保険金の支払いは実損分であることが大半です。
※一部、定額払いの補償項目も存在します。
たとえば、治療費用について以下のような組み合わせ方をしているとします。
- ・カードA:300万円
- ・カードB:200万円
- ・カードC:100万円
最大600万円
この場合、治療費用の保険金額は600万円になりますが、実際に発生した治療費用が100万円の場合、支払われる保険金は100万円となります。
各社から100万円ずつ支払われて、トータルで300万円になるようなことはありません。
保険金額は、あくまで補償の上限額となります。
6-3.家族特約が付帯されていないことがある
カードによっては、家族特約が付帯されておらず、カードを所持している本人にしか補償が適用されないケースがあります。
また、家族特約が付帯されている場合でも、家族カードの所持などの適用条件が存在することもあります。
家族特約の有無や適用条件については、カードによって変わってきます。
家族で旅行に行く場合は、事前に確認しておきましょう。
7.90日以上の旅行の場合、クレジットカード付帯の海外旅行保険では対応できないのか
クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合、多くの場合で保険期間が90日までとなっています。
旅行の途中で保険期間が終了してしまうと、保険が適用されていない危険な状態になってしまいます。
カードにもよりますが、91日以上の旅行の場合は、別途、保険期間が91日以上でも加入できる海外旅行保険に加入するようにしましょう。
8.クレジットカード付帯の海外旅行保険を組み合わせるときに見るべき2つのポイント
クレジットカード付帯の海外旅行保険を組み合わせるときに見るべきポイントは、以下の2つです。
- ・補償項目
- ・保険金額
この2つが充分なものになる組み合わせ方であれば、多くの場合で問題はないでしょう。
逆に、どちらかが不足していると感じる場合は、任意加入の海外旅行保険への加入をオススメします。
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カード付帯の海外旅行保険と組み合わせて使うことも可能なので、ぜひご検討ください。
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