審査なしのペット保険はある?審査に落ちる理由や対応方法も解説!

審査なしのペット保険はある?審査に落ちる理由や対応方法も解説!

「うちの子って前に病気になったことがあるけどペット保険に入れるのかな?」
「ペット保険で審査なしの保険ってないのかな?」

今回はペットが保険に加入できるか不安に感じている人に向けて、ペット保険の告知事項や審査について解説します。

具体的には、

  • ・ペット保険で審査なしの保険はあるのか?
  • ・【なぜ?】ペット保険の引受審査で落ちる理由とは?
  • ・理由がわからない…ペット保険の審査に落ちたときの対応方法

などを解説していきます。

一般的に既往症や持病があると加入できないペット保険は多いです。
実際に、既往症や持病が影響して審査に落ちることもあります。

そんなときにどうすればいいかを、プロの視点から解説していくので参考にしてみてください。

1.告知事項?引受査定?ペット保険加入時の審査について解説!

ペット保険に加入するときは、主に以下の2つがポイントになります。

  • ・告知事項(告知義務)
  • ・引受査定

では、上記の2つは具体的にどのように違うのかをそれぞれ解説していきます。

1-1.告知事項(告知義務)

告知事項(告知義務)はペット保険のお申し込み手続きをするときに、契約者やペットの情報と共に、保険会社が提供を求める危険に関する情報のことです。

内容はペット保険によって異なりますが、以下のような内容が例としてあります。

  • ・ペットの年齢
  • ・過去の既往症
  • ・飼育目的等

1-2.引受査定

引受査定は、ペット保険のお申し込み手続きをするときに申告された告知事項にもとづいて、保険会社が引受可否を審査することをいいます。
引受査定の結果、保険に加入できなかったり、告知事項に引っかかっても条件付きで引受OKになる、といったこともあります。

さらに、保険会社が既往症等について、より詳細な確認を行うこともあります。

流れとしては、告知事項で既往症等の確認を行い、引受査定で保険会社が引受可否や引受条件を判断するイメージとなります。

2.ペット保険で審査なしの保険はあるのか?

ペット保険では、ほとんどの場合で加入時に審査があります。

審査なしとなっているペット保険は、基本的にはないと思った方がいいでしょう。

審査なしのペット保険を探している場合は、ガッカリするかもしれませんが、告知事項と引受査定を経た上で加入できるのがペット保険となります。

※審査に落ちた場合の対応方法については、後述します。

3.どこまで告知が必要?ペット保険の告知事項について解説!

ペット保険の告知事項では、どういった内容の告知が必要なのでしょうか?

告知事項の内容は、ペット保険によって異なりますが、主に以下のような告知が必要になります。

  • ・ペットの年齢
  • ・ペットの飼育目的
  • ・過去の既往症
  • ・他のペット保険に加入しているか

※上記は一般的な例です。具体的な告知事項については、各ペット保険のホームページをご確認ください。

ペット保険によっては、年齢制限が設定されていることもあり、そういったことも含めて告知をする必要があります。

4.【なぜ?】ペット保険の引受査定で落ちる理由とは?

ペット保険の引受査定に落ちたときに、具体的な理由については教えてもらえないことが大半です。

しかし、引受査定に落ちた側としては、どうして落ちたのか気になるところだと思います。
そこで、ここからどのような理由で落ちるのかを解説していきます。

引受査定で主に見られる部分は「既往症」となります。

  • ・過去にどのような病気に罹ったことがあるか
  • ・過去に特定の病気に罹患した疑いはあるか※
  • ・過去1年以内にケガや病気と診断されて診察・治療・検査を受けたことはあるか
  • ※例:悪性腫瘍、心疾患、巨大結腸症等。

上記のような審査項目を満たしているか確認した上で、引受可否が判断され、満たせない場合、引受謝絶となってしまうこともあります。

※引受査定の内容については、ペット保険によって異なり、上記はあくまで一例となります。また、ペット保険によっては条件付きで引受可能となることもあります。

5.理由がわからない…ペット保険の審査に落ちたときの対応方法

ペット保険の審査に落ちたときは、どのように対応すれば良いのでしょうか?

結論から説明すると、加入するペット保険を変えるのが主な対応方法となります。

何故なら審査項目はペット保険ごとに異なり、ペット保険によっては条件付きで加入可能となることもあるからです。
「難しいだろうな」と思いつつ、申し込みの手続きをしたら、意外と加入できた、なんてことも十分考えられます。

あるペット保険で審査に落ちたからといって、全てのペット保険で加入できないとは言い切れません。
保険金額や補償割合、免責金額等の確認は必要ですが、諦めずに、別のペット保険への加入を目指してみてください。

※ペット保険の選び方については、以下の記事で解説しています。
審査以外に、どこに注目してペット保険を選んだらいいかわからない場合は、チェックしてみてください。

ペット保険の選び方を解説!7つのチェックポイントをご紹介します!

6.病院に確認が必要?ペット保険加入時に健康診断書は必要なのか?

多くのペット保険では、加入時に健康診断書は不要となります。

審査中に疑義が発生した場合は、保険会社から提出を依頼されることもありますが、保険会社に提出を求められてから準備をすれば問題はありません。

申し込みの段階では用意する必要はないと言えるでしょう。

7.ペット保険加入時に意識すべき点

ペット保険に加入するときは、どのような点を意識すべきでしょうか。

ここでは、ペット保険への加入時に意識すべき点について、プロの目線から解説します。

具体的には、以下の4つの観点から解説するので参考にしてみてください。

  • ・治療中の持病や癌、心疾患等があると加入できる保険は少なくなる
  • ・手術前に加入しても、保険の補償対象外となる
  • ・ワクチンの接種はマストではない
  • ・告知義務に違反すると、補償の対象外となる

7-1.治療中の持病や癌、心疾患等があると加入できる保険は少なくなる

ペットに治療中の持病や癌、心疾患等がある場合は、加入できるペット保険は少なくなります。

全ての保険に加入できないわけではありませんが、加入できる保険には限りが出てきます。
また、ペット保険によって引受謝絶となる内容は異なります。

わからないことがある場合は、保険会社に確認するようにしましょう。

7-2.手術前に加入しても、保険の補償対象外となる

ペット保険は、保険加入後に発生した治療費用の一部を補償する保険です。

保険に加入する前に発病した病気やケガについては、補償の対象外となります。
たとえば、ペットの手術が決まった後に保険に加入しても、手術の治療費用に対しては、原則、保険金は支払われません。

また、ペット保険によっては、加入してから一定期間は免責期間となり、その期間中に発生した治療費用については補償の対象外となることもあります。

どのタイミングで発生した治療費用が補償対象となるか、申し込み前に確認しておくことをおすすめします。

7-3.ワクチンの接種はマストではない

ペット保険の申し込みをするときに「ペット保険の加入に当たってワクチンの接種が必要になるのではないか?」と思うことがあるかもしれません。

結論から説明すると、保険の加入条件に、ワクチンの接種が必要と明記されていなければ、そのような不安を感じる必要はありません。

ただし、犬の狂犬病ワクチンの接種は法律で定められていますし、ワクチンを接種していない状態で予防可能な伝染性疾患にかかった場合は保険の補償対象外となります。

繰り返しにはなりますが、あくまで保険の加入に必要かどうかという話で、ワクチンの接種自体が不要というわけではないのでご注意ください。

7-4.告知義務に違反すると、補償の対象外となる

ペット保険に加入するときには、保険会社から求められた情報を告知事項として正確に回答する必要があります。

これを「告知義務」と言いますが、この告知義務に違反すると補償の対象外となることがあります。
具体的には、事実と異なる情報を申告することなどが該当します。

また、ペット保険の加入時だけではなく、加入後に告知義務違反が発覚すると、補償の対象外になるだけでなく、契約解除 となることもあります。

不要なトラブルを避けるためにも、申し込み前に告知内容についてしっかり確認して、事実と異なる内容を告知しないように注意しましょう。

8.ペット保険に加入するなら若いうちに検討するのがおすすめな理由

ペット保険は一般的にペットが健康であるほど加入しやすくなっています。

また、保険商品によっては、加入できる年齢に制限が設けられていることがあり、一定の年齢を超えると健康であっても加入できないことがあります。

「加入しようと思ったら年齢制限で加入できなかった」となってしまうこともあり得るので、ペットの年齢が若いうちに加入を検討してみてください。

エイチ・エス損保では7歳まで加入可能なペット保険をご用意しています。
こちらについても、ぜひご検討ください。

エイチ・エス損保のペット保険の詳細をチェックする。

※こちらの内容については、エイチ・エス損保のペット保険の概要を示したものになります。具体的な内容や最新の情報はペット保険契約サイトの保険の内容説明および「重要事項等説明書」をご確認ください。

エイチ・エス損保のペット保険

LCD24-035 2024年5月