ワクチン代はペット保険の補償対象?未接種の場合に保険加入できるのかも解説!
「毎年、飼っている犬のワクチン代がかかってるけど、これってペット保険で補償されないのかな?」
「ペット保険でワクチン代を補償してくれたら、すごく助かるんだけどなぁ」
今回はペットのワクチン代はペット保険の補償対象になるかを解説していきます。
具体的には、
- ・ワクチン補助はある?ペット保険でワクチン代が補償対象になるか解説!
- ・ワクチン未接種でもペット保険に加入できる?加入条件について解説!
- ・いくらかかる?ペットのワクチン接種にかかる費用について解説!
などを解説していきます。
結論から説明すると、ペット保険ではワクチン代は補償対象とはなりません。
ペット保険は、加入後に生じたケガや病気で発生した費用を補償するものであり、病気の予防に関しては補償の対象外となるためです。
他にも、ワクチン未接種でもペット保険に加入できるのか等も解説するので、最後まで読んでみてください。
目次
1.ワクチン補助はある?ペット保険でワクチン代が補償対象になるか解説!
ペットを飼っていると、ペットにワクチンを接種させることもあると思います。
では、ペット保険に加入すると、ワクチン代は補償されるのでしょうか。
結論から説明すると、ペット保険ではワクチン代は補償されません。
なぜなら、ペット保険は加入後に生じたケガや病気で発生した治療費を補償する保険であり、病気の予防に関する処置については補償の対象外となるためです。
犬を飼っている場合、狂犬病のワクチン接種が義務となっていて、毎年ワクチンを接種させる必要がありますが、狂犬病ワクチンであっても補償の対象外となります。
(混合ワクチン等の予防薬についても同様です)
どのワクチンを接種させてもワクチン代は補償の対象にはならないので要注意です。
2.ワクチン未接種でもペット保険に加入できる?加入条件について解説!
結論から説明すると、ワクチンを接種していなくてもペット保険に加入はできる場合が多いです。
あわせて、予防薬の投与や健康診断についても実施していなくても問題ない場合が多いです。
ただし、狂犬病のワクチンについては、法律で接種が義務付けられていますし、ペットの健康のためにも予防薬の投与は実施した方がいいでしょう。
あくまでペット保険への加入には必要ないだけで、ワクチン等の接種について不要というわけではありません。
なお、ペット保険の加入条件については、以下の記事で具体的に解説しています。
これからペット保険への加入を考えていたり、加入条件について詳しく知りたい場合はチェックしてみてください。
3.【疑問】ペット保険に加入していてもワクチン接種は必要なのか
ペット保険の継続にワクチン接種は必要ありませんが、健康のためにもワクチン接種はおすすめします。
1回の接種で終わるものはほとんどないので、しっかりと獣医師の指示に従って接種するようにしましょう。
※ただし、ワクチンの接種費用については、ペット保険の補償の対象外となります。
4.ワクチン代はいくらかかる?ペットの予防接種や予防薬の投与にかかる費用について解説!
ワクチンを接種する場合は、当然ですがワクチン代がかかります。
では、ワクチン代はどれくらいかかるのでしょうか。
まず、前提として、動物病院は自由診療で費用は病院によって異なります。
同じワクチンでも、病院ごとに費用が異なる可能性もあります。
上記のことを前提に、ある程度ならした数値を、犬と猫で分けて解説します。
4-1.犬の予防接種や予防薬の投与にかかる費用
犬の場合の費用について、記載します。
ただし、記載している費用はあくまで一般的な金額で、病院によって金額は異なります。
狂犬病 | ¥4,000 | |
---|---|---|
混合ワクチン | 5種6種 | ¥6,250 |
8種9種10種 | ¥8,750 |
参考:日本獣医師会
※上記の数値は全て中央値です。
4-2.猫の予防接種や予防薬の投与にかかる費用
猫の場合の費用について、記載します。
ただし、記載している費用はあくまで一般的な金額で、病院によって金額は異なります。
猫混合ワクチン(FeLVを含まないもの) | ¥4,000 |
---|---|
猫混合ワクチン(FeLVを含むもの) | ¥6,250 |
猫ワクチン(FIV) | ¥4,000 |
猫ワクチン(FeLV) | ¥4,000 |
参考:日本獣医師会
※上記の数値は全て中央値です。
※FeLV:猫白血病ウイルス
※FIV:猫免疫不全ウイルス
5.ペット保険の適用外でもワクチンの予防接種や予防薬の投与は実施しよう!
ペット保険は、加入後に発生したケガや病気で発生した治療費を補償する保険であるため、病気の予防であるワクチンは補償の対象外となります。
残念に思うかもしれませんが、その点を理解した上で加入するようにしましょう。
また、予防接種や予防薬の投与はペット保険の加入に関係なく行うようにしましょう。
もちろん費用はかかってしまいますが、大切なペットに辛い思いをさせないためにも接種することをおすすめします。