ペット保険を乗り換えるときの7つの注意点とは?乗り換え方法も解説!
「ペット保険を乗り換えたいけど、うまく乗り換えられるか不安…」
「ペット保険を乗り換えるときって、どんなことに気を付ければいいんだろう?」
今回はペット保険を乗り換えるときの注意点について解説します。
具体的には、
- ・確認必須!ペット保険を乗り換えるときの7つの注意点
- ・乗り換えは必要?ペット保険の乗り換えがおすすめのタイミングとおすすめしないタイミング
- ・何をすればいい?ペット保険の乗り換え方法を5ステップで解説!
などを解説します。
ペット保険の乗り換えは、乗り換え先のペット保険に加入した後、加入中のペット保険を解約すればOKです。
なので、やること自体はシンプルですが、いくつか注意すべき点があります。
この記事で乗り換え時の注意点や乗り換え方法について丁寧に解説するので、参考にしてみてください。
目次
1.確認必須!ペット保険を乗り換えるときの7つの注意点
ペット保険を乗り換えるときは、いくつかの注意点があります。
この注意点を見落としたまま検討を進めると、後から条件が合わないことが判明し、再度検討が必要になってしまう可能性があります。
そうならないように、乗り換え時の注意点を解説するので、参考にしてみてください。
具体的には、以下の7つが該当します。
- ・二重加入による余分な保険料の支払い
- ・一時的な無保険状態
- ・持病による加入制限
- ・新規加入時の年齢制限
- ・治療中のケガや病気の補償可否
- ・終身の可否
- ・免責金額
1-1.二重加入による余分な保険料の支払い
「乗り換える前のペット保険」と「乗り換えた後のペット保険」の両方に加入した状態になると、支払う保険料が増えてしまいます。
ペット保険の多くは1年契約です。
(ただし、多くのペット保険では途中で解約できるようになっています)
契約更新のタイミングでスムーズに乗り換えができれば問題ありませんが、二重加入すると支払う保険料が増えてしまうので、乗り換えのタイミングには注意しましょう。
1-2.一時的な無保険状態
多くのペット保険には、加入してから一定期間、保険金が支払われない「免責期間」が設定されています。
- 例:保険始期日から30日間は、保険の対象となる病気が発生した場合でも保険金等の支払いが行われない。
現在加入しているペット保険を解約し、新しいペット保険に加入した場合、新しいペット保険の免責期間中は、無保険状態となってしまいます。
無保険状態の場合、治療費用が発生すると全額自己負担になってしまうので、その点に注意して乗り換えるようにしましょう。
1-3.持病による加入制限
ペット保険に加入する前は、既往歴等を告知事項として保険会社に申告する必要があります。
そのときに特定の持病があると、持病が理由で加入が制限されることがあります。
具体的には、以下のような病気が例として挙げられます。
- ・悪性腫瘍(ガン)※
- ・肝不全・肝硬変
- ・水頭症
- ・心疾患(弁膜症・不整脈・雑音・先天性心奇形など)
- ・白内障
- ・歯周病
- ・椎間板ヘルニア
- ・膝蓋骨脱臼(パテラ)
- ・糖尿病
- ※完治後も加入制限の対象となることがあります。
この他にも加入が制限される持病が保険商品によって決められているので、事前に確認しておきましょう。
1-4.新規加入時の年齢制限
多くのペット保険では、加入時の年齢に制限を設けています。
(例:加入できるのは、保険始期日の時点で満7歳まで)
そのため、ペットが高齢になってしまうと、年齢制限をオーバーしてしまい乗り換え先のペット保険に加入できないことがあります。
ペット保険の中には、高齢なペットでも加入できるペット保険もありますが、保険料が高かったり、補償内容が制限されていることがあります。
1-5.治療中のケガや病気の補償可否
現在、治療中のケガや病気がある場合、保険に加入できない、または乗り換え後のペット保険では補償されないことがほとんどです。
加入中のペット保険で補償されていても、ペット保険を乗り換えることで、補償の対象外となってしまう可能性もあります。
現在、治療中のケガや病気がある場合は要注意です。
1-6.終身での契約継続の可否
ペット保険によっては、終身で契約を継続できないことがあります。
乗り換え後のペット保険で終身での契約ができない場合、一定の年齢に達した時点で、別のペット保険に乗り換える必要があります。
また、ある程度高齢になったペットが加入できるペット保険は数が少なく、保険料が高いこともあります。
その結果、「これなら前のペット保険に入ったままの方が良かったな…」となってしまう可能性があります。
終身で契約を継続できるかどうか、という部分でも注意が必要です。
なお、終身での契約継続については、以下の記事で詳しく解説しています。
終身で契約を継続できるペット保険を検討している場合は、あわせてチェックしてみてください。
1-7.免責金額
ペット保険や加入するプランによっては、免責金額※が設けられていることがあります。
※動物病院で発生した治療費用において、ペット保険の契約者が自己負担する金額。
免責金額がある場合、支払保険金の金額を算出するときに、発生した費用から免責金額を差し引いた金額を元に支払保険金が算出されます。
保険料が安い代わりに免責金額が設定されているといったペット保険もあるので、乗り換えるときは免責金額についても確認するようにしましょう。
免責金額については、以下の記事で詳しく解説しています。
免責金額をあまり理解していない状態で乗り換えて、後から「こんなはずじゃなかった…」とならないように、あわせてチェックしてみてください。
2.乗り換えは必要?ペット保険の乗り換えがおすすめのタイミングとおすすめしないタイミング
ペット保険の乗り換えには、おすすめのタイミングとおすすめしないタイミングがあります。
タイミングを間違えると、せっかくペット保険を乗り換えても、後悔することになる可能性があります。
そこで、ペット保険の乗り換えがおすすめのタイミングとおすすめしないタイミングを解説します。
ベストなタイミングで乗り換えができるように、参考にしてみてください。
2-1.ペット保険の乗り換えがおすすめのタイミング
まずは、ペット保険の乗り換えをおすすめするタイミングを解説します。
具体的には、以下の3つに当てはまるときは乗り換えをおすすめします。
- ・保険料を負担に感じている
- ・補償内容に不満がある
- ・保険金の請求方法が手間に感じている
2-1-1.保険料が負担になっている
ペット保険の保険料は、ペットの年齢と共に高くなっていくことが多くなっています。
また、保険料自体は大きく変わっていないけど、経済状況がペット保険に加入したときから変化し、保険料を負担に感じることもあります。
ペット保険は動物病院での治療費用が発生したときにその一部(または全額)を補償する保険ですが、保険料が経済的な負担になってしまっては本末転倒です。
何かしらの理由で保険料が負担に感じている場合は、乗り換えを検討するタイミングと言えるでしょう。
2-1-2.補償内容に不満がある
ペット保険の補償内容に不満がある場合は乗り換えを検討するといいでしょう。
世の中には多くのペット保険があり、補償内容も様々なものがあります。
ペット保険を乗り換えることで、現在抱えている補償内容への不満を解消できる可能性があります。
具体的には、以下のような不満要素の改善が期待できます。
- ・通院・入院・手術の一部しかカバーされない
- ・保険金額が不足している
- ・補償してほしい治療費用が補償の対象外となっている
上記以外にも、ペット保険に何かしらの不満を抱えている場合は、乗り換えを検討するといいでしょう。
2-1-3.保険金の請求方法が手間に感じている
ペット保険で保険金を請求するときは、多くの場合で、後から保険会社に保険金の請求をする必要があります。
しかし、場合によっては保険金の請求が手間と感じることもあると思います。
そういった場合は、Webで保険金の請求ができるペット保険や、窓口精算に対応しているペット保険への乗り換えを検討するといいでしょう。
2-2.ペット保険の乗り換えがおすすめでないタイミング
次にペット保険の乗り換えをおすすめしないタイミングについて解説します。
おすすめのタイミングと違って、こちらに当てはまる場合は、ペット保険の乗り換えについて慎重に判断することをおすすめします。
具体的には、以下の3つのいずれかに当てはまるときは乗り換えをおすすめしません。
2-2-1.治療中のケガや病気がある
現在、治療中のケガや病気がある場合、乗り換え先のペット保険に加入できない可能性があります。
そのため、現在治療中のケガや病気がある場合は、完治させて、しばらく期間を空けてから再度乗り換えを検討するといいでしょう。
2-2-2.告知事項に抵触する既往歴がある
乗り換え先のペット保険の告知事項に抵触する既往歴がある場合も、乗り換えはおすすめできません。
ほとんどのペット保険では、申込時にペットの健康状態や既往歴を告知する必要があり、内容によっては加入できないことがあります。
また、既往歴があっても条件付きで加入できるペット保険もありますが、加入中のペット保険よりも保険料が高くなったり、補償内容に制限が付く可能性があります。
既往歴がある場合は、無理に乗り換え先を探すのではなく、状況にあわせて乗り換えをしない選択肢も視野に入れることをおすすめします。
2-2-3.ペットが高齢になっている
多くのペット保険では、申込時の年齢制限が設定されており、設定された年齢以上の場合、加入ができないことがあります。
そのため、ペットの高齢が理由で、加入できないこともあります。
ペットが高齢になっている場合、乗り換え先のペット保険の数がかなり絞られてしまうので、無理に乗り換えるのではなく、加入中のペット保険の継続も検討するといいでしょう。
3.何をすればいい?ペット保険の乗り換え方法を5ステップで解説!
ペット保険を乗り換えるときは、いくつかの手順を踏む必要があります。
しかし、実際に乗り換えた経験がないと、どのように乗り換えたらいいかわからないこともあると思います。
そこで、ペット保険の乗り換え方法を解説します。
具体的には、以下の5つの手順を踏むことでスムーズに乗り換えられます。
- 1.加入中のペット保険の不満要素を洗い出す
- 2.不満要素を解消できるペット保険を探す
- 3.加入中のペット保険の良い点が、乗り換え先で失われていないかチェックする
- 4.申し込み手続きをする
- 5.免責期間などを考慮して、適切なタイミングで加入していたペット保険を解約する
上記の乗り換え方法については、以下の記事でより詳細に解説しています。
手間取ることなくスムーズに乗り換えたい場合は、参考にしてみてください。
4.乗り換え時はここをチェック!ペット保険の乗り換えで改善できる5つのポイント
ペット保険では乗り換えをすることで、不満要素を解消できることがあります。
具体的には、以下のような要素を改善できます。
- ・保険料
- ・補償内容
- ・後日精算か窓口精算か
- ・保険金の1回あたりの支払金額の制限や保険金の支払回数の制限
- ・保険金の請求方法
上記は一例で、他にも様々な点を改善できることがあります。
ペット保険を乗り換えるときは、改善したいポイントを明確にしてから、乗り換え先のペット保険を決めるといいでしょう。
ペット保険の乗り換えについては、以下の記事で詳しく解説しています。
乗り換えに失敗して、後から後悔しないためにも、あわせてチェックしてみてください。
5.いつが最適?ペット保険の乗り換えを検討する3つのタイミング
ペット保険を乗り換えるときは、本当に乗り換えた方がいいのか、乗り換え先のペット保険はどこにするか等を検討する必要があります。
では、どういったタイミングで検討するのがいいのでしょうか。
具体的には、以下の3つのタイミングで検討することをおすすめします。
- ・ペット保険の契約更新をする前
- ・ペットが誕生日を迎えるとき
- ・経済状況が変化する前
上記の検討をする3つのタイミングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
これから乗り換えの検討を始める段階の場合は、こちらの記事も読んでみてください。
6.ペット保険の乗り換えは下調べが大事!
ペット保険を乗り換えるときは、保険料や補償内容等、様々な要素を検討する必要があります。
そのために大事になってくるのが下調べです。
十分な下調べをしてから乗り換えをすることで、後悔のない乗り換えができるようになります。
何となく良さそうだからと、すぐに乗り換えを決めるのではなく、しっかりと比較検討をしてから乗り換え先を決めるようにしましょう。
なお、エイチ・エス損保でもペット保険をご用意しています。
お手頃な保険料で加入できるようになっているので、ペット保険の乗り換えを考えている場合は、ぜひご検討ください。