【事例】ペット保険の免責金額とは?ありなしで何が違うのかも解説!
「ペット保険を見てたら免責金額ってあったんだけど、これ何だろう?」
「免責金額があると、何が変わるんだろう?」
今回はペット保険の免責金額について解説します。
具体的には、
- ・【事例】どういう意味?ペット保険の免責金額とは?
- ・ペット保険に免責金額があるとどうなるのか?
- ・免責金額ありがおすすめの人の特徴と免責金額なしがおすすめの人の特徴について解説!
などを解説していきます。
ペット保険の免責金額とは、保険の被保険者が自己負担する金額のことです。
動物病院で発生した治療費用から免責金額を差し引いた金額を基に支払保険金の金額が計算されます。
免責金額があると免責金額なしと比較して保険金の額が少なくなったり、治療費用が免責金額以下だった場合、保険金の請求ができませんが、代わりに保険料が抑え目になっています。
免責金額ありのペット保険のメリット・デメリットを理解して、適切な保険選びをしていきましょう。
目次
1.【事例】どういう意味?ペット保険の免責金額とは?
ペット保険の免責金額とは、動物病院で発生した治療費用の内、保険の被保険者が自己負担する金額のことです。
免責金額がない保険では、治療費用の内、補償対象となる費用の合計に補償割合をかけて保険金が算出されます。
一方で、免責金額があるペット保険では、治療費用の内、補償対象となる費用の合計から免責金額を差し引いた金額に補償割合をかけて保険金が算出されます。
(このとき、免責金額を差し引いた金額が0円以下になった場合、保険金は支払われません)
1-1.免責金額3,000円の場合
免責金額が3,000円の場合、以下のような計算となります。
※治療費用10,000円、補償割合70%の場合。
(
1-2.免責金額4,000円の場合
免責金額が4,000円の場合、以下のような計算となります。
※治療費用10,000円、補償割合70%の場合。
(
1-3.過去の保険金支払事例
より具体的な事例として、エイチ・エス損保のペット保険(70%補償(免責金額あり※)プラン)における保険金支払事例を記載します。
※免責金額は10,000円になります。
免責金額ありのペット保険を検討するときの参考にしてみてください。
ペット種類 | 傷病詳細 | 治療費用 | 保険金支払額 | 自己負担 |
---|---|---|---|---|
猫 | 動物病院で診察を受けたところ、異物を誤飲しており、腸閉塞と診断された。 | ¥22,330 | ¥8,631 | 合計:¥13,699 ※免責金額:¥10,000 ※保険金支払対象外の金額:¥3,699 |
(エイチ・エス損保調べ)
2.何が違う?ペット保険における免責金額、免責事由、免責期間の違い
ペット保険には、「免責」と付く項目がいくつか存在します。
具体的には、以下の3つが該当します。
- ・免責金額
- ・免責事由
- ・免責期間
また、それぞれの要素の違いについては、以下のとおりです。
免責金額 | 動物病院で発生した治療費用の内、保険の被保険者が自己負担する金額のこと。 |
---|---|
免責事由(免責事項) | 保険会社が補償の対象外としているケガや病気等のこと。 |
免責期間(待機期間) | 保険に加入した後でも保険金を受けることができない期間のこと。※ |
※免責期間中に発症した病気については、免責期間後に治療を受けた場合も保険金は支払われません。
2-1.ペット保険で翌日から補償される保険はあるのか?
免責期間について、これからペット保険に加入する人の中には、加入した翌日から補償対象になるペット保険はないのか気になることもあると思います。
結論から書くと、翌日から補償対象となるペット保険はあります。
ただし、ペット保険によっては、ケガだけ補償対象で病気については免責期間が存在することもあります。
エイチ・エス損保のペット保険では、ケガについては申し込み手続きをした翌日から補償を開始することができます。
申し込み手続きもネットで簡単に手続きができるようになっているので、ぜひご検討ください。
※保険始期日を申込日の翌日にした場合。
※病気については保険始期日からその日を含めて31日目が補償開始日となります。
※補償開始日前に既に発生していたケガ・病気は補償の対象となりません。
3.ペット保険に免責金額があるとどうなるのか?
ペット保険への加入を検討するときに、免責金額があるペット保険とないペット保険のどちらがいいか迷うこともあると思います。
では、免責金額がある場合と、ない場合を比較すると、どのような違いがあるのでしょうか?
主に、以下のような点で違いがあります。
- ・治療費用や補償割合が同じである場合、免責金額ありの方が支払保険金が少なくなる。
- ・免責金額ありの場合、発生した費用が免責金額と同額以下の場合、保険金の請求ができなくなる。
- ・免責金額ありの場合、保険料が抑え目になっている。
このように免責金額ありの場合、支払保険金が少なくなったり、保険金の請求ができないことがある代わりに、保険料が抑え目になっています。
4.免責金額ありがおすすめの人の特徴と免責金額なしがおすすめの人の特徴について解説!
ここからは、免責金額ありのペット保険がおすすめの人の特徴と、免責金額なしのペット保険がおすすめの人の特徴をそれぞれ解説していきます。
免責金額ありのペット保険と免責金額なしのペット保険のどちらに加入(または乗り換え)しようか迷っている場合は、参考にしてみてください。
なお、ペット保険の乗り換えについては、以下の記事で細かく解説しています。
乗り換えのときに注意すべきことも解説しているので、乗り換えを検討中の場合は参考にしてみてください。
4-1.免責金額ありがおすすめの人の特徴
免責金額ありのペット保険への加入がおすすめの人の特徴は、以下の通りです。
- ・月々の保険料を抑えたい
このような特徴に当てはまる場合は、免責金額ありのペット保険が合う可能性があるでしょう。
4-2.免責金額なしがおすすめの人の特徴
免責金額なしのペット保険への加入がおすすめの人の特徴は、以下の通りです。
- ・少額の治療費用も補償の対象にしたい
- ・支払保険金額を多くしたい
このような特徴に当てはまる場合は、免責金額なしのペット保険が合う可能性があるでしょう。
5.ペット保険の免責金額のメリット・デメリットを解説!
ペット保険では、免責金額ありとなしでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
以下に、それぞれのメリット・デメリットをまとめた表を記載しますので参考にしてみてください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
免責金額あり | ・月々の保険料を抑えられる。 | ・支払保険金が少なくなる。 ・治療費用が免責金額と同額以下の場合、保険金の請求ができない。 |
免責金額なし | ・少額の治療費用も補償される。 ・支払保険金が多くなる。 |
・保険料が免責金額ありと比較して高い。 |
※上記の表は一般的な傾向を記載しており、全てのペット保険に当てはまるわけではありません。
このように免責金額ありなしそれぞれでメリットとデメリットがあります。
ペットの健康状態やお財布事情を考慮して、どちらにするか判断するといいでしょう。
6.免責金額がある=損をする訳ではない理由
免責金額があると、免責金額なしと比較して支払保険金が少なくなったり、保険金の請求ができなくなることがあるので、損をするのではないかと感じることがあるかもしれません。
しかし、実際はそんなことはなく、免責金額がある分、保険料が抑え目になっています。
このような部分については、どのようなペット保険を求めているかによって、良し悪しが変わってきます。
ペット保険に求めることを明確にした上で複数のペット保険を比較することで、ニーズに合致したペット保険選びができるようになるでしょう。
「免責金額があるから止めておこう」ではなく、ニーズに合っているかどうかで判断することをおすすめします。
エイチ・エス損保のペット保険では、免責金額ありのプランをご用意しています。
免責金額がある分、月々の保険料が他のプランと比較して抑えられているので、免責金額があってもいいから保険料を抑えたいという場合は、ぜひご検討ください。