絶対行きたいアメリカ旅行!安全に楽しく旅行するための3つの注意点

アメリカは、様々なメディアの「旅行したい国ランキング」で常に上位に挙がる、魅力あふれる国です。
またどんな年齢層の方でもそれぞれの興味や体力などに応じて楽しめるのも、人気の理由の1つとなっています。
そんなアメリカ旅行ですが、ワクワクする一方で、日本では想像できないようなリスクもあります。
特に治安に関しては不安を感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、アメリカを安全に楽しく旅行するための3つの注意点をご紹介します。
皆さんの不安が少しでも解消され、素晴らしい旅行となると嬉しいです。
目次
1.アメリカ旅行の注意点①:時差ボケ
念願のアメリカ旅行、せっかくだから朝から晩までスケジュールを詰め込みたい、と思う方も多いはず。
しかし、旅のスケジュールは普段の生活よりもタイトになり、1日のスケジュールが忙しくなってしまうため、旅先で体調を崩してしまう可能性があります。
また出発前には、仕事や家事などを前倒しで行い、出発時には既に疲労が溜まっていた、という経験をされた方も多いのではないでしょうか?
特にアメリカ旅行では、時差ボケが強く出る事があるため、出発してから2日目くらいまではスケジュールを詰め込み過ぎず、まずは体調を整えることを強くおすすめします。
アメリカのタイムゾーンは4つあり、日本との時差は14時間〜17時間あります。
一般的に時差ボケは、日本からアメリカ行きのように、東へ向かう際に症状が強く出ると言われています。
東回りの移動は一日の周期が短くなり、体内リズムの順応に時間がかかってしまうためです。
一方で、アメリカから日本に向かう西回りは、一日の周期が長くなるため、体内リズムが早めに整いやすいようです。
時差ボケの症状としては、強烈な眠気や頭痛があり、昼間は眠いが夜は眠れない等が代表的な症状です。
そのため初日と2日目くらいまでは、ゆったりしたスケジュールにして、体内時計をアメリカ時間に合わせていきましょう。
一番行きたいと思っている場所は、スケジュールの中盤以降に計画した方が満喫できるかもしれません。
時差ボケも考慮して楽しい旅行のスケジュールを立ててくださいね。
時差ボケの対策・解消法については、以下の記事で詳しく解説しています。
時差ボケの症状がひどいと思うように旅行を楽しめなくなってしまうので、ぜひ旅行前に読んでみてください。
2.アメリカ旅行の注意点②:治安
海外旅行のときに、渡航先の国の治安がどれだけ良いかは非常に重要な問題です。
治安が悪いとそれだけトラブルに巻き込まれる可能性が高くなり、場合によっては旅行が台無しになってしまうこともあります。
そこでアメリカの治安について解説するので参考にしてみてください。
2-1.どのくらい治安が悪いのか?
一般的にアメリカは日本よりも治安が悪いイメージを持っている方も多いかもしれません。
そこで、犯罪発生件数を調べてみました。
【犯罪(強盗・殺人)発生件数(2019年)】
アメリカ合衆国 | 日本 | ||
---|---|---|---|
強盗 | 人口10万人当たりの件数 | 81 | 1 |
総犯罪件数 | 267,988 | 1,511 | |
殺人 | 人口10万人当たりの件数 | 5 | 0.7 |
総犯罪件数 | 16,425 | 950 |
出典:外務省海外安全ホームページ「アメリカ合衆国(米国)安全対策基礎データ」
アメリカの人口は日本の約2.5倍ですが、それを加味してもアメリカの犯罪発生件数は多いことがわかります。
アメリカでは犯罪に銃器が使われることも少なくないですし、何かあれば警察がすぐに銃を構えてくることもあります。
このため、普段よりも周りの状況について気を配り、十分注意して行動しましょう。
2-2.旅行中に特に気を付けたい3つのポイント
ここからはアメリカ旅行のときに、特に気を付けたい3つのポイントとして、身の回りの安全を確保するための方法を解説します。
アメリカに限らず、海外旅行中は、犯罪に巻き込まれる可能性があります。
そうならないように、少しでもリスクを下げる方法を解説するので、参考にしてみてください。
2-2-1.日本の感覚では近くでも、歩かずにタクシーなどを利用
最近はGoogleマップなどの地図アプリを利用して旅行の計画を立てる方も多いのではないでしょうか?
事前に訪れたい観光地やお店について調べたり、宿泊先を探したりなど、地図アプリは本当に便利です。
そして地図を見たときに「この距離なら徒歩で行ける!」と思う場所も見つかります。
確かに日本の感覚では問題なく歩けるでしょう。
しかし、アメリカでは注意が必要です。
アメリカでも街の中心では、日本の都市部のように多くの人が歩いていますが、郊外に出ると、歩いている人を見かけることが少なくなります。
そのため数百メートルしか離れていない場所でも、治安を考えて車で行く人が多いようです。
「このくらい歩ける!」と思う距離でも安全を考慮し、タクシーなどの交通機関の利用を選択肢に入れてみてください。
2-2-2.メトロやバスなど公共交通機関での振る舞い方
アメリカでは、スリやその他の犯罪に遭うリスクが日本よりも高いので、特に以下の2点について注意しましょう。
必要以上に怖がる必要はありませんが「日本とは違う」と意識することは、自分の身を守る上で非常に重要です。
- 【公共交通機関での振る舞い方】
- ・公共交通機関を利用する際は、スマートフォンを使用することは避けてください。
- ・車内での居眠りは厳禁です。また、飲酒は飲みすぎず、適度な飲酒を心がけてください。
より具体的なスリ対策については、以下の記事で解説しています。
せっかくのアメリカ旅行が台無しにならないように、しっかりスリ対策をしていきましょう。
2-2-3.裏通りに注意
アメリカの表通りは比較的治安が安定していますが、裏通りは犯罪の温床となっています。
このため、裏通りには近づかないよう注意してください。
ただし、日本人には表通りと裏通りの区別が付きにくいため「気づかないうちに裏通りを歩いてしまっていた!」といったこともありえます。
ですが、街中での見分け方は意外と簡単で「ゴミ置き場の有無」を確認してください。
裏通りには、コンテナ式の大きなゴミ置き場があります。
裏通りの中にも、道幅が広く、一見表通りに見える場合がありますが、この方法であれば判別できます。
よくアメリカの映画を観ていると、道端にあるゴミ置き場での暴力シーンがあるかと思いますが、この道が裏通りなのです。
道を確認してゴミ置き場があった場合は、迂回する等して近づかないようにしましょう。
3.アメリカ旅行の注意点③:英語でのコミュニケーション
アメリカでは、国として公用語は定められていませんが、事実上、英語が公用語として使用されています。
よって、観光で訪れたときも基本的に英語で話す必要があります。
この見出しでは、アメリカ旅行中の英語における注意点について解説するのでチェックしてみてください。
3-1.アメリカ英語は聞き取りづらい?
自分は英語が得意ではないけど、海外で買い物くらいはできた、という方も多いのではないでしょうか?
しかしアメリカの空港に着いた時、空港内のアナウンスや入国審査の際にアメリカ人の話す英語があまりにも分からなくてビックリしたという話もよく聞きます。
運行状況の変更などの重要なアナウンスもありますから、聞き取れないと不安になりますよね。
ネイティブの方が話す英語はスピードが速いですし、英語が母国語でない人と会話をする機会もあるため、英語でのコミュニケーションに戸惑うこともあるかもしれません。
3-2.円滑なコミュニケーション方法
英語が苦手だからコミュニケーションがとれるか不安に思う方も大丈夫です。
コミュニケーションが取れずに不安なときは、空港やメトロなら職員に聞きましょう。
街中ならホテルを探してフロントに聞いてみると良いです。
彼らは外国人に慣れているので、丁寧に説明してくれます。
また、コミュニケーションツールとしては、Google翻訳などの翻訳アプリの利用が便利です。
たとえば、Google翻訳は音声入力ができるので、日本語をそのまま喋れば英語に直してくれます。
英語から日本語への翻訳も同様ですので、相手に話してもらいましょう。
音声入力の際には、子供に話すような簡単で短い文章で話してください。
誤訳を防ぐことができ、綺麗に翻訳することができます。
アメリカに行く前にツールを使い慣れておくと、気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。
ぜひ事前に利用してみてください。
4.注意点を理解して楽しいアメリカ旅行を!
今回は、アメリカを安全に楽しく旅行するための3つの注意点についてご紹介しました。
時差ボケが強く出やすい、治安が悪い場所があるなどの懸念はありますが、注意しながら旅行すれば過度に恐れる必要はありません。
今回の内容を基に、安全で楽しいアメリカ旅行を楽しんできてください!