海外旅行保険は必要?
保険について徹底解説!

海外旅行保険は必要?保険について徹底解説!

※本記事は一般的な海外旅行保険に関する情報を記載しています。当社の「海外旅行保険たびとも」の商品内容についてはこちらをご確認ください。

楽しみにしていた海外旅行。

しかし旅行中に思わぬ事故やトラブルに遭遇して、つらい思い出になってしまっては悲しいですよね。

そこで加入を検討したいのが「海外旅行保険」です。

せっかくの海外旅行、安心して海外に行くためにもしっかりと備えておくことが重要です。

しかし、「海外旅行保険って本当に必要なの?」と疑問を感じる人もいるのではないかと思います。

今回は海外旅行中のトラブル事例や、海外旅行保険の補償内容、サポートサービス等から、海外旅行保険の必要性を解説します。

1.海外旅行保険の必要性をトラブル事例から考える!

「海外旅行中にトラブルなんて滅多にあわないんじゃないかなぁ…」と考える人も多いと思います。

しかし、海外旅行中の事故発生率は2.54%※。

※エイチ・エス損害保険調べ(2019年1月~12月)

約39人に1人は海外旅行中にトラブルに遭遇しているのです。

ここでは、具体的にどのようなトラブルが海外旅行中に起きているのか、トラブル事例を見ていきましょう。

1-1.「病気・ケガ」のトラブル

トラブルの状況 保険金支払額
韓国
転倒して頭部を打ち病院を受診。 約2,940,000円
タイ
オートバイで走行中に転倒し病院を受診。 約1,232,000円
ハワイ
発熱・咳・鼻水・食欲減退の症状で病院を受診。 約1,407,000円

(エイチ・エス損保調べ)

注:その他の「病気・ケガ」事故例はこちらから。

病気やケガで海外の医療機関を受診した場合、医療費が非常に高額となるケースが多くあります。

また、長期入院などにより日本から家族が駆け付けた場合、家族の渡航費用や宿泊費等も大きな負担となってしまいます。

海外では慣れない食事や気候、長距離の移動や時差等で体調を崩してしまう可能性が大いにあり得ます。

さらに観光中に思わぬケガをしてしまうことも。

海外旅行中の思いがけない「病気・ケガ」には十分に注意が必要です。

1-2.「盗難」のトラブル

トラブルの状況 保険金支払額
タイ
歩行中に後ろから来たバイクにカバンをひったくられる。 約197,000円
スペイン
空港でバッグを盗難される。 約300,000円
イギリス
街中でリュックから財布だけ盗難される。 約40,000円

(エイチ・エス損保調べ)

注:その他の「盗難」事故例はこちらから。

海外では盗難被害が多発しています。

日本に比べて治安が悪い国も多く、特に観光客はターゲットにされがちです。

公共交通機関など混雑している場所でのスリや、歩行中のひったくりにあうケースが多く見受けられます。

財布などの貴重品やブランド品は非常に狙われやすいので、常に警戒が必要です。

1-3.その他のトラブル

その他にも、以下のようなトラブルが発生することも考えられます。

  • ・航空会社に預けたスーツケースが破損していた。
  • ・レンタルしていたゴルフクラブを破損し、損害賠償請求を受けた。
  • ・航空会社に預けたスーツケースの到着が遅れ、衣類等を購入しなければならなくなった。

海外でのトラブルは誰にでも起こりうるものです。

こうした予期できないトラブルに備えるためにも、海外旅行保険は必要と言えるでしょう。

2.海外旅行保険の補償とは?自分に必要な補償の選び方について解説

海外旅行保険に加入すると、どのような補償を受けられるのでしょうか?

ここでは海外旅行保険で補償される主な補償項目※を解説します。

※補償の詳細は各保険会社の重要事項等説明書をご確認ください。

2-1.補償項目①:治療費用

治療費用では、海外旅行中の病気やケガによる医療費が補償されます。

また、医療費だけでなく、治療のために必要な通訳雇入費、入院した場合の身の回り品購入費や国際電話料なども含まれます。

2-2.補償項目②:救援者費用

救援者費用では、救援者の渡航費や滞在費が補償されます。

具体的には、被保険者が海外旅行中に3日以上入院したときに、日本から家族が現地に駆け付けた場合の渡航費や滞在費に対して、保険金が支払われます。

それ以外にも行方不明時の捜索・救助費用なども補償の対象となります。

2-3.補償項目③:傷害/疾病死亡・傷害後遺障害

傷害/疾病死亡では、海外旅行中の病気やケガにより死亡した場合に補償されます。

傷害後遺障害では、海外旅行中のケガが原因で後遺障害が生じた場合に補償されます。

2-4.補償項目④:携行品損害

携行品損害では、携行品が盗難・破損などで損害を受けた場合に補償されます※。

なお、置き忘れや紛失など過失があった場合は補償対象外です。

※保険会社によって補償対象となる携行品は異なります。

スマートフォンやカメラなどの電子機器はオプションの場合もありますので、詳細は各保険会社の重要事項等説明書をご確認ください。

2-5.補償項目⑤:賠償責任

賠償責任では、誤って他人にケガをさせた・他人の物を壊したなどして、法律上の賠償責任を負った場合に補償されます。

たとえば、レンタル中のWi-Fiルーターを誤って壊してしまい、賠償請求を受けた場合に補償を受けられます。

2-6.「必要な補償」の考え方

ここまで主要な補償項目を解説しましたが、保険会社ごとに補償内容や保険金額は様々です。

海外旅行保険に加入するときには「どんな補償が必要か?」「どれくらいの補償が必要か?」を考えてみましょう。

補償を考えるときには、自分の旅行先でよくあるトラブルを調べることをおすすめします。

国・地域ごとに起こりやすいトラブルは異なりますので、ぜひ調べてみてください。

また「旅行中にマリンスポーツをする場合はケガの補償を手厚くする」など旅行行程にあわせて考えてみるのも1つの方法です。

3.海外旅行保険はサポートサービスも重要!

海外旅行保険には「サポートサービス」が用意されています。

海外旅行保険に加入すると、補償以外にも様々なサポートを受けることができ、万が一のときにも安心です。

ここではサポートサービスの一例をご紹介します。

注:サポートサービスは各保険会社により異なります。詳細は各保険会社にご確認ください。

3-1.キャッシュレス診療

キャッシュレス診療とは、海外旅行中の病気やケガで医療機関を受診するときに、保険会社の提携医療機関であれば自己負担なく治療を受けることができるサービスです。

通常、海外旅行保険では医療費が補償されますが、一時的に医療費を負担し、帰国後に保険金を請求することになります。

しかし、このサービスを利用すれば、たとえ手持ちのお金が少なくても、安心して治療を受けることができます。

海外での医療費は高額になることが多いため、非常に頼れるサービスです。

3-2.24時間365日、日本語対応の海外サポートセンター

海外サポートセンターには、海外旅行中にトラブルに巻き込まれた場合などに、24時間365日いつでも連絡をとることができます。

時差を気にすることなく日本語で相談ができるため、いざというときにも非常に便利です。

海外サポートセンターでは、以下のようなサービスを受けられます。

医療情報の提供
医師・病院のご案内や日本語の話せる医師のご案内等の医療情報を提供します。
医師・病院の紹介・手配
最寄の医療施設またはより設備の整った専門病院の紹介、手配します。必要に応じて往診の手配します。
(医師の診察を受ける際の)通訳の紹介・手配
ケガや病気で医師の治療を受ける際、必要に応じて紹介、手配します。
パスポート・クレジットカード等の盗難・紛失時の手続き案内
パスポートやクレジットカードの盗難や紛失の際の手続きについてのご案内します。
保険に係る各種相談受付
保険金請求手続きに係わるご相談をお受けします。

4.健康保険や民間の医療保険は、海外旅行中の医療費にも適用される?

海外では医療費が非常に高額になるケースが多いのは、既にお伝えした通りです。

この高額な医療費に対して、日本の健康保険や民間の医療保険で補償を受けることは可能なのでしょうか?

ここでは、それぞれの保険に関して確認してみましょう。

4-1.健康保険の場合

通常日本国内では、健康保険証を病院に提示することで医療費の自己負担額は1~3割となります。

しかし、海外では、医療費全額を自己負担することになります。

そのようなときに負担した医療費の一部を払い戻してもらえるのが「海外療養費制度」です。

必要書類を用意の上、帰国後に自分の健保組合などに申請することで、海外で支払った医療費の一部の払い戻しを受けることができます。

ただし、払い戻し額は、海外で受診した診療と同様の内容を日本で受けた場合の医療費に換算した上で自己負担額1~3割を控除した金額となります。

海外での医療費が日本より大幅に高い場合は、海外療養費制度を利用したとしても、実質的な自己負担額が高額になることがあるので要注意です。

実質的な支払額は80万円

4-2.民間の医療保険の場合

海外旅行中の医療費に関する補償は、加入している医療保険によって異なります。

自分の医療保険で補償対象かどうか、事前に確認しましょう。

ただし、通常とは請求手続きや必要書類が異なる可能性もありますので、併せて確認してみてください。

4-3.海外旅行保険への加入がおすすめな理由

健康保険も民間の医療保険も、海外での医療費に対して一定の補償を受けられる可能性があります。

しかし、日本とは医療制度が異なるため、これらの補償だけでは賄いきれない場合があります。

そんなときに役に立つのが海外旅行保険です。

海外旅行保険では、以下のようなサービスが受けられます。

  • ・キャッシュレス診療:自己負担額なく海外の医療機関を受診することができる
  • ・サポートセンター:医師・病院の紹介・手配をしてくれる

また、医療費の他にも、通訳雇入費や入院に際して必要な身の回り品購入品など様々な費用を補償してくれます。

海外旅行中の万が一の病気やケガに備えるためにも、日本の健康保険や民間の医療保険に頼るだけでなく、海外旅行保険への加入も検討してみてください。

5.海外旅行保険で安心した気持ちで旅を過ごそう!

海外旅行中は何が起こるかわかりません。

海外旅行を満喫するためにも、海外旅行保険への加入をおすすめします。

海外旅行保険では様々なトラブルの補償を受けられる他、手厚いサポートを受けることができます。

海外旅行保険は、海外旅行中の心強い味方です。

海外旅行保険でトラブルに備えて、安心した気持ちで最高の思い出を作りましょう!

エイチ・エス損保の海外旅行保険たびとも

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