ペット保険の100%補償プランとは?こんな人には補償割合の高いプランがおすすめ!

ペット保険の100%補償プランとは?こんな人には補償割合の高いプランがおすすめ!

「ペット保険は補償割合が異なるプランが複数あるけど、どれを選べばいいのかな?」
「補償割合の高いプランが安心?100%補償のプランがあるけど、このプランにした方がいいのかな?」

今回はそんな人のために、ペット保険における100%補償プランについて解説します。
具体的には、

  • ・ペット保険の100%補償プランとはどんなプランなのか
  • ・90%補償プランや70%補償プランもある

などを説明していきます。

その他、補償割合の高いプランはどんな人におすすめなのか?についても説明していきますので、参考にしてみてください。

1.仕組みの理解が大事!ペット保険の補償割合とは?

多くのペット保険には補償割合が設定されています。
動物病院で治療費を負担した際、補償対象の治療費(※)に補償割合を乗じて算出された金額が保険金として補償される額となります。

例)治療費×補償割合=保険金

したがって、補償割合が大きければ大きいほど、自己負担額を少なくすることができます。

※「保険商品によっては、補償対象となる費用が異なります。
また、別途、免責金額を設定している場合もあります。

2.ペット保険の100%補償プランとはどんなプランなのか

100%補償プランとはどういったプランなのでしょうか?
ここでは、100%補償プランについての説明と、その他のプランや、補償割合の違いによって保険金で補償される額が異なってくる点について解説をしたいと思います。

2-1.100%補償プランとは?

100%補償プランは、年間支払限度額の範囲内であれば、動物病院で発生した治療費用から免責金額を引いた額を全額補償するプランです。
例えば、動物病院で10,000円の治療費が発生した場合、100%補償(免責金額なし)プランであれば、10,000円が保険金で補償(※)されることになります。
入院や手術など、高額な治療費用が発生した場合でも、100%補償(免責金額なし)プランに加入していれば、安心して治療を受けることができるのではないでしょうか。

※治療費10,000円の全てが補償対象であった場合

2-2.補償割合が90%や70%のプランもある

ペット保険には、補償割合が100%のプランの他に、90%、70%、50%など、複数のプランがあります。
先ほどの事例と同じく治療費10,000円が発生した場合でも、補償割合によって保険金で補償される額が異なってきます。下記に簡単な事例を記載いたしますので、参考にしてください。

例1)90%補償プランの場合
治療費用が10,000円の場合、保険金で補償される額は 10,000円×90%=9,000円

例2)70%補償プランの場合
治療費用が10,000円の場合、保険金で補償される額は 10,000円×70%=7,000円

例3)50%補償プランの場合
治療費用が10,000円の場合、保険金で補償される額は 10,000円×50%=5,000円

補償割合が100%であれば、10,000円が保険金で補償されたのに対して、補償割合50%プランですと5,000円です。仮に治療費が10万円であったら・・・自己負担額にはかなり大きな差が出ることになります。

3.こんな人には高い補償割合のプランがおすすめ!3つの特徴!

補償割合は「高ければ良い保険商品だ」というわけではありません。その分保険料は高い傾向にありますので、補償内容と保険料のバランスを見て選択する必要があります。
ここでは、100%補償プランなど、補償割合が高いプランがおすすめの人の特徴を3つご紹介します。下記に当てはまる人は、100%補償プランや70%補償プランなど、補償割合が高めのプランを検討してみてはいかがでしょうか?

3-1.犬や猫に充分な医療を受けさせたい

病気やケガの状態によっては、手術や入院の他、高度な医療が必要になる場合があります。内容によっては高額な治療費が掛かるケースも想定され、状況によっては、最適な医療を選択することが難しくなってしまうかもしれません。
そんな時、補償割合の高いプランに加入していれば、経済的な負担を軽減(※)することができます。犬や猫に充分な医療を受けさせてあげたいと考えている人は、100%補償プランや70%補償プラン等を検討してみましょう。

※保険会社やプランによって、年間支払限度額や1日当たり、1回あたりの限度額、または回数制限などが設定されていることがありますので、ペット保険にご加入される前に、必ず確認しましょう。

3-2.通院、入院、手術などでの自己負担を可能な限り減らしたい

補償割合が大きいほど、自己負担額は少なく抑えることができます。例えば、70%補償プランであれば、治療費用の30%が自己負担額となります。
可能な限り自己負担額を少なく抑えたい人は、補償割合の高いプランがおすすめと言えます。

3-3.突然発生する高額な医療費への対策がしたい

ペットに限らずですが、病気やケガは発症・発生の時期を予測することは難しいものです。また、治療費が想定以上に高く、突然の高額出費となってしまうこともあります。
突発的な高額出費に備えておきたい人は、100%補償プランなど補償割合の高いプランを検討しておきましょう。

4.「保険料が安いから加入」はNG?プラン選択の際にチェックすべきポイントとは?

ペット保険は保険料と補償内容のバランスが大事です。
月々(または年払い)の保険料が安くても、補償割合が低ければ、治療費等が発生した際の自己負担額は大きくなってしまいます。逆に、自己負担額を抑えようとして補償割合の高いプランを選択すると、保険料が家計の負担になってしまう場合もあります。

月々(または年払い)の保険料をどこまで負担できるか?
また、急な治療費が発生した時にどこまで自己負担できるか?
ペット保険に加入する際には、保険料と補償内容のバランスを考慮してプランを選択するようにしましょう。

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