ESTAとは?アメリカ渡航時の申請方法を解説

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ESTAとは?アメリカ渡航時の申請方法を解説

アメリカ旅行を計画するときによく耳にする“ESTA”。観光などでアメリカに渡航する際には、ビザの代わりとして、必ずESTAを取得する必要があります。 この記事では、ESTAの基本情報と、申請方法を解説します。アメリカに渡航する予定のある方は、必見です!

ESTAの基本情報

そもそもESTAとは何のことなのでしょうか?ここではESTAの基本情報に関してご紹介します。
 

ESTAとは

ESTAとは、ビザ免除プログラム(VWP)により、ビザなしでアメリカに入国する場合に、取得する必要がある電子渡航認証のことです。アメリカに入国する外国人に対し、アメリカ政府が事前に入国審査を実施するためのもので、ESTAを取得していない場合は、ビザが必要となります。
 

対象者

ESTAの対象者は、ビザを取得せずアメリカに入国する外国人全員です。(ビザ免除プログラム対象者)
ビザ免除プログラムは、特定の国からの観光や短期の商用目的での渡航であり、90日以下のアメリカ滞在となる場合に、適用されます。日本はビザ免除プログラム対象国のため、日本政府発行のパスポートを有している方は本プログラムの対象となります。なおパスポートはICチップ付きのものである必要があります。
 

有効期限

ESTAは2年間の有効期限を有しています。そのためESTAの承認を得てから2年以内であれば、新たに申請することなく、入国することが可能です。ただし申請時に登録したパスポートが失効した場合には、新たに申請が必要となります。
 

2022年5月2日より、陸路での入国でもESTAが必要に

ESTAはこれまで、飛行機や船でアメリカに入国するときのみに必須であり、陸路で入国する場合には、ESTAの代わりに「I-94W」というフォームに必要情報を記入する必要がありました。
しかし2022年5月2日より、陸路での入国においてもESTAが必要となり、「I-94W」フォームでは認められなくなりました。今後は、カナダやメキシコから陸路でアメリカに入国する場合にも、必ずESTAを申請しておきましょう。
 

アメリカ渡航時のESTA申請方法

ここではESTAの申請方法をご紹介します。審査には一定の時間を要しますので、申請内容の誤りなどで二度手間を防ぐためにも、申請方法をきちんと確認してから手続きを進めましょう。
 

申請要件

ESTAの申請をする前に、ご自身が申請要件に当てはまるか確認しましょう。
 
【ESTAの申請要件】
観光・短期商用・他の国への乗り換えのいずれかが渡航目的である
滞在日数が90日以内である
ICチップ付きの有効なパスポートを所持している
 

申請料金

ESTAの申請には、1人あたり21米ドルの支払いが必要です。
なお申請代行サービスを利用する場合には、申請料金以外に手数料が発生しますので、ご注意ください。
 

申請の流れ

ESTAの申請はオンラインで実施します。パソコンやスマートフォンを用いて手続きを行いましょう。
なお、パスポート・クレジットカード(又はPayPal)・メールアドレスが、手続き中に必要となりますので、事前に用意しておいてください。
 
【ESTA申請の流れ】
①免責事項に同意する
②申請者情報・個人情報・渡航情報を入力する
③適格性に関する質問に回答する
④申請内容を確認する
⑤支払い手続きを行う
 

出発72時間以上前に申請するのがおすすめ

ESTA申請後、通常24時間以内に審査は完了しますが、場合によっては最大で72時間要する場合があります。「出発時間までに審査が完了しなかった」という事態を防ぐためにも、出発72時間以上前に申請しておきましょう。
 

まとめ

ESTAの基本情報と申請方法をご紹介しました。
観光や短期商用を目的として、アメリカに旅行するときにはESTAの取得が必要です。アメリカに渡航する直前に慌てないためにも、早めに準備を済ませておきましょう。
 
[参照元リンク](※クリックすると外部サイトへ遷移します。)
Official ESTA Application Website(ESTA申請公式サイト)
・在日米国大使館「ESTA(エスタ)申請
・ESTA US「陸路での米国入国にもESTA申請が義務化へ
シュガーちゃん

執筆者:「旅のほけん」編集チーム