身の回り品の盗難

財布やスマートフォン、あるいはバックごと盗難にあってしまった場合、まずは落ち着いて、緊急性の高い優先順位を確認してから行動しましょう。

ポイント
  • 盗難被害にあった身の回り品を確認する

  • クレジットカードが盗まれた場合は、すみやかに停止手続きを行う

  • スマートフォンが盗まれた場合は、回線停止や情報の消去を行う

  • 必ず現地警察への届出を行う※警察への届出がない場合は、保険金のお支払いができない場合がございます。

身の回り品の盗難の補償内容を確認

ご加入いただいている契約タイプによって、補償の有無が異なります。特に、現金(通貨)、電子機器(カメラ・タブレット・PCなど)の補償は、契約内容によって補償の対象可否が異なりますので、以下の表に照らし合わせてご自身の契約内容をご確認ください。

損害品 FIT
HIS webセット保険
たびとも
カメラ等電子機器 △ ※① △ ※②
現金(通貨) △ ※③
その他身の回り品※④
(例:スーツケース等)
△ ※①

※①携行品損害補償特約・生活用動産補償特約を付帯した契約のみ ※②電子機器等補償特約をオプションで付帯した契約のみ ※③通貨盗難補償特約を付帯した契約のみ ※④身の回り盗難被害の補償対象範囲詳細は、下記リンク先よりご確認ください。

身の回り品の盗難被害発生後、行うべきこと

クレジットカード盗難時 カードの利用停止

盗まれたクレジットカードが不正使用されることを防ぐため、クレジットカードがなくなったことに気づいた時点ですみやかにクレジットカード会社の海外窓口へ連絡のうえ、カードの利用を止めてもらいましょう。 また、連絡前に不正利用分の対応、クレジットカード再発行の方法について、確認することをおすすめします。

スマートフォン盗難時 回線停止と端末情報消去

スマートフォンが盗難にあった場合、国際電話ができるまたはネットワークがある環境を確保することが先決です。

携帯電話回線の停止

盗まれた携帯電話に日本のSIMカードを利用していた場合、回線が悪用されることを防ぐため、自身のキャリア(携帯会社)へ連絡の上、回線停止の手続きをとってください。海外専用のSIMカードを利用していた場合、契約種類を確認し、追加料金被害にあうなど、回線を悪用されないよう対処することが重要です。

端末情報消去

スマートフォンの場合、PCやタブレット端末からログインし、「端末を探す」機能でスマートフォンの位置確認が可能な場合があります。盗難が明らかなときは、スマートフォンの位置情報を確認できたとしても、スマートフォンの回収に一人で行くことは避け、警察へ相談することも考えましょう。携帯電話の位置を確認できない場合は、個人情報の流出を防止するため、遠隔操作で端末情報を消去するなど対策をとることが重要です。

現地警察へ盗難の被害届を行う

盗難被害にあった際は、できるだけすみやかに最寄りの警察へ届出を行ってください。特に、パスポートの盗難時は、帰国のための渡航書発行手続きの際に現地警察の盗難届出証明書(ポリスレポート)を日本大使館、総領事館に提出するため、取得が必須となります。また、保険金請求時も必要書類として提出いただきます。
※警察への届出がない場合は、保険金のお支払いができない場合がございます。

盗難事故にあった時に使える英語フレーズ

警察署までの行き方をおしえてください。
Could you tell me how can I get to the police station?
警察を呼んでください。
Please call the police.
バッグ/パスポート/財布/クレジットカード/携帯電話/カメラを盗まれました。
My bag/passport/wallet/credit card/cellphone/camera was stolen.
保険請求のため、盗難証明書を書いていただけますか?
Could you make out a theft report for my insurance claim?
もし見つかったら○○ホテルに連絡ください。
Please call ○○hotel when you find my belongings.
日本大使館の電話番号を教えていただけますか?
Would you tell me the phone number of the Japanese Embassy?
日本大使館はどこにありますか?
Where is the Japanese Embassy located please?

パスポート盗難時 帰国のための渡航書発給手続きを行う

パスポートが見当たらないことを確認のうえ、日本大使館や総領事館に連絡し、以下に記載の手続きを行います。

※発生した費用については補償の対象となる可能性がありますので、負担した費用のレシート・領収書は大切に保管してください。

パスポート失効手続き

警察の盗難届出証明書を取得後、最寄りの日本大使館または総領事館に出向き、パスポートの失効手続きを行います。必要書類は外務省のWebサイト「紛失届」に掲載されていますので、ご確認ください。

帰国のための渡航書発給手続き

「帰国のための渡航書」とは、緊急に日本に帰国する必要がある場合に、パスポートに代わるものとして、帰国便出発日の前日に交付されます。 日本に帰国した時点で効力を失います。また、他国に入国することはできません。 帰国のための渡航書発給手続申請詳細については、各在外公館(大使館、総領事館又は領事事務所)のページをご確認ください。

その他注意事項

日本大使館や総領事館がない地域で盗難にあった場合は、最寄りの都市まで移動して 失効手続きを行うことになります。

旅行継続・帰国資金の確保

盗難による被害で、クレジットカードや資金が無く、旅行継続や帰国が難しい場合は、現地に銀行口座が無くても日本から送金してもらうことができる場合があります。利用する海外送金サービスによって、利用方法・必要情報などが異なりますので、現地日本大使館・総領事館に連絡のうえ、相談してください。

保険金請求手続き

WEB保険金請求手続き

身の回り品の盗難の手続きは、WEB保険金請求をご利用ください。お客さまのご加入いただいた補償の対象となった場合に、ご負担費用を保険金としてお支払いたします。保険金請求手続きの詳細は下記リンク先をご確認ください。

ご注意

当社への事故(損害)の通知は、発生から原則30日以内です。お早めにご連絡ください。

保険金請求に必要な書類

  • パスポートのコピー

  • 日本出入国日が確認可能な資料(半券チケット、Eチケット、旅程表、パスポート日本出入国印など)

  • 損害品購入時の領収書または保証書※携行品損害補償特約・生活用動産損害補償特約の場合のみ

  • 警察の盗難届出証明書

  • その他※必要に応じて提出をお願いすることがあります

※WEB保険金請求を利用せず、書面による手続きを希望される場合は、保険金請求書兼同意書の記入と提出が必要です。

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