破損事故

海外旅行保険で対象となる破損事故は、機能に支障がでるもの(例えばスーツケースの車輪が取れた、洋服が破れたなど)をいい、修理費用または再度同程度のものを購入した費用(再調達価額)のいずれか低い額が補償の対象となります。(1点につき10万円限度)
破損事故による保険金請求をする場合、①破損したものが補償の対象か ②破損状態が証明できるか を確認することが重要です。

ポイント
  • 破損品が補償の対象か確認する

  • 破損状態がわかる写真を撮影する

海外旅行保険の
契約内容を確認する

当社の海外旅行保険の場合、ご契約タイプによって、保険で補償される場合とされない場合があります。特に、破損する可能性の高い電子機器(カメラ・タブレット・PCなど)の補償は、ご契約されたタイプによって異なります。まずはご自身のご契約内容をご確認ください。

破損品 証券番号
A、H,0
から
証券番号
Sから
カメラ等電子機器 △ ※① △ ※②
その他携行品※③
(例:スーツケース等)
△ ※①

※①携行品損害補償特約を付帯で契約した場合のみ ※②電子機器等補償特約をオプションで契約した場合のみ ※③その他の携行品については、補償対象となるものを、下記リンク先よりご確認ください。

破損事故の場合、擦り傷、掻き傷または塗料のはがれ等外観の損傷のみの場合や、経年劣化、偶然な外来の事故に直接起因しない電気的事故も対象外となりますので、あわせてご注意ください。

現地ですべきこと

破損状態の写真を撮影する

破損事故の保険金請求には、破損状態がわかる証明が必要です。そのため、持ち物の破損事故が発生した場合は、破損状況の写真を撮影しておくと、保険金請求がスムーズになります。撮影の際は、以下のポイントに注意して複数枚準備してください。

  • 壊れた携行品の全体像の写真

  • 破損箇所がわかる写真

  • 損害の程度がわかる写真

事故証明書を取得する

保険金請求には、場合により証明書が必要です。証明書の取得は帰国後行うことは難しいため、必要に応じて現地で取得してください。

航空会社に預けた荷物が壊れた

空港スタッフに申告し、事故証明書を取得しましょう。航空会社では、預かった手荷物の破損事故はよくあるケースであるため、状況を説明するだけで書類を発行してもらうことが可能です。もし、内容の確認を受けた場合は、次の「その他破損事故」と同様の内容の記載を依頼してください。

その他破損事故

警察、航空会社、旅行会社添乗員から証明書を取得してください。証明書については、次の情報が含まれるものをフリーフォームで記載してもらうようご依頼ください。

  • 事故日時、場所、状況

  • 証明者の住所、電話番号、署名

使える英語フレーズ

スーツケース/カメラが壊れました。保険請求のため、証明書を書いていただけますか?
My suitcase/camera is broken. Could you make out a certification for my insurance claim?
事故日時、場所、状況
date and time, location, description of accident
証明者の住所、電話番号、署名
address, phone number, signature of witness

スーツケースが壊れたときの緊急対処法

スーツケースが壊れると旅行の継続が難しくなります。故障した箇所、残りの滞在期間、旅行資金など実際の状況を考えたうえで解決策を選ぶことをおすすめします。やむを得ず現地で廃棄する場合は、破損状況の写真を撮影しておくことをお願いしています。保険金請求にご不安のある方は海外サポートセンターへご一報ください。

持ち歩くことが難しい場合

当社に寄せられる多くのケースがキャスター、ハンドルの故障です。このように緊急性が高い場合は、現地の修理カウンターに持ち込んで、修理することもご検討ください。修理した場合は、領収証の保管をお願いします。ただし、保険でお支払いの対象となるのは、修理費用または同等品購入金額どちらか安い金額となりますので、あらかじめご了承ください。

本体が壊れた場合

帰国するだけであれば、空港のバゲージラッピングサービスを利用する手段があります。ビニールシートでスーツケースを巻くだけのため、対応も早く費用も安価に済みます。

使える英語フレーズ

スーツケースが壊れました。修理していただけますか?
My suitcase is broken. Could you repair it?
近くに修理カウンターがありますか?
Is there any luggage repair center around this area?

帰国後でもよいこと

保険会社へ事故連絡

現地で必要な書類が取得できていれば、当社への連絡は、帰国後でもOKです!当社への連絡先は、下記リンク先をご確認ください。

ご注意

保険金の請求期限は、事故発生から原則30日以内となります。ご帰国後はお早めにご連絡ください。

当社修理サービスのご利用

帰国後、旅行期間中の事故でスーツケース、カメラが壊れて機能に支障をきたした場合、当社が提携する修理会社で、破損した携行品の修理をおこなうことができます。
修理代金は当社から修理会社へ直接支払いますので、お客様は修理代金をお支払いいただく必要がありません。ご利用の流れについては、下記リンク先をご確認ください。

※本サービスは、携行品損害補償特約が付帯されているお客様がご利用になれます。 ※カメラ、ビデオカメラ修理について、たびとも(証券番号Sから)の場合、電子機器等補償特約が付帯されたタイプのみが対象となります。

保険金請求必要書類

  • 保険金請求書兼同意書(原本)

  • パスポートのコピー

  • 警察・航空会社・旅行会社添乗員の事故証明書(原本)

  • 損害品購入時の領収書または保証書(原本)

  • 損害品の写真(複数枚)

  • 修理の見積または領収書※修理不能の場合は修理不能の証明書が必要です

  • その他※必要に応じて提出をお願いすることがあります

LCD21-126 2021年12月