ハイキング・トレッキングのトラブル対策方法とは?実際の事故例をご紹介!

ハイキング・トレッキングのトラブル対策方法とは?実際の事故例をご紹介!

新緑や紅葉、雪化粧など様々な姿で見る者を楽しませてくれる山。また見るだけでなく、ハイキングやトレッキングなど山に登るのが好きな方も多いのではないでしょうか。
しかし、ハイキングやトレッキングなどの登山では、長時間歩き続けるため、身体にかなりの負荷がかかります。そうしたケガをしやすい環境にあるハイキングやトレッキングで、もし事故を起こしてしまったときのために注意しておきたいポイントをご紹介します。

ハイキング・トレッキングの事故例(エイチ・エス損保調べ)

ピッケルやロープ、ハーネスなどを使うような本格的な登山ではなく、ハイキングやトレッキングの場合でも、自然が相手である以上、常にケガのしやすい状態が続きます。
ここでは、実際にハイキングやトレッキング中に起こった事故をご紹介します。

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事故例①:トレッキング

トレッキング中に転倒。左手の親指を骨折し、こめかみにも傷を負った。
治療費用:25,000円

事故例②:ハイキング

トレッキング中に転倒し、右手をぶつけて負傷。
治療費:4,500円

事故例③:ハイキング

下山中、足を何回かすべらせて右ひざを痛めた。
治療費用:28,000円

事故例④:トレッキング

トレッキング中に転倒。病院での診断の結果、右足ひざ前十字じん帯断裂だった。
治療費:125,000円

ハイキング・トレッキングで注意しておきたいポイント

これまで、ハイキングやトレッキングに関する事故例を見てきました。ここではそうした事故例を踏まえながら、実際にハイキングやトレッキングなどを行う際に、いったい何に注意しておくべきなのかをご紹介します。

まず、再度確認しておきたいのは、「事故の起きやすい環境」です。
ハイキングやトレッキングで歩く山道は、当然ながら、普段私たちが歩いているようなアスファルトで舗装された道とは大きく異なります。
砂利道もあれば、大きな石だらけの道、さらには急こう配の坂道…。
普段接することのない路面環境の悪い道は、自然のなかで行うアクティビティゆえの楽しさでもありつつ、その反面転倒や滑落などによく注意しなければならないものでもあります。

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次に、「大ケガをしやすく、治療費など諸費用がかさむ可能性が高い」ということです。
先ほど挙げた事故例はすべて日本で起こったものです。見てもらうとお分かりのように、ハイキングやトレッキングでは「骨折」や「じん帯断裂」のような大きなケガをしてしまう場合もあります。

そうした大ケガは、当然のことながらすり傷やねんざとは違って、治療も大掛かりになり、通院や入院、場合によっては手術が必要になることもあるでしょう。そしてその分、治療費もかさむようになります。

治療費だけではなく、親族が病院まで駆けつけなければならない状況の場合には、親族の交通費や現地での滞在費もかかります。
例えば、北アルプスでハイキングをしているときにケガをしてしまい、東京から家族が現地の病院に行かなくてはならない、といった場合、東京から富山県など現地までの家族の交通費(新幹線代やタクシー代)や滞在費(ホテル代や食費など)が発生します。
治療費そのものは、国内であれば社会保険が効くため、あまりに多額の費用がかかる可能性は比較的低いかもしれませんが、こうした治療費以外での出費も無視できません。
もしケガの程度が重く、長い間現地の病院に入院しなければならない場合には、こうした諸費用はさらにかかるようになります。

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また、ハイキングやトレッキング中に遭難してしまった場合、捜索活動を行う必要がでてきます。最初に行われる警察などの公的機関による一次捜索は費用が原則かかりませんが、次いで行われる二次捜索は、民間の救助隊に依頼して行われるため、費用がかかります(場合によっては、一次捜索から民間の救助隊が捜索活動に参加することもあります)。
特にヘリコプターのチャーター費用は1分1万円とも言われ、ヘリコプターを使って長時間捜索を行った場合、捜索費用は100万円を優に超えてしまうこともあります。

ハイキング・トレッキングで事故が起きてしまったときのために

アクティビティ中のケガや、ケガによる治療費など多額の出費を避け、そして何よりアクティビティを安心して楽しむためには何が必要でしょうか?

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①準備
まず準備をしっかりと行いましょう。ハイキングやトレッキングに必要なものはそろっているか、シューズやリュックなどの道具に欠陥や故障など不備はないか、など出発前に十分に確認することが大切です。準備する道具も、機能性がアクティビティに適しているものにしましょう。

また、自分がたどるルートをマップであらかじめ確認しておくと良いでしょう。地図をあらかじめダウンロードする登山用地図アプリは、電波が通じなくても使えるため事前に用意しておくとアクティビティ中便利です。

②アクティビティ中
山は平地に比べて天気が変わりやすいため、天候には特に注意が必要です。ラジオなどで常に最新の気象情報を確認しましょう。
体力を温存しておくことも重要です。ハイキングやトレッキングは、行きだけではなく、当然帰りも歩かなくてはなりません。ケガや遭難などのアクシデントも、体力が低下し注意力が落ちていく帰路で起こることが多いです。無理せず適宜休憩をとりながら進みましょう。
また遭難してしまった場合も、むやみに動き回らずに体力温存に努めて救助が来るまで待ちましょう。

③万が一に備えて
①、②では、アクティビティ前・道中での注意事項を挙げました。しっかりとした準備は、事故を起こす可能性を低くします。
しかし、どんなに準備をしても、事故は起こりえます。そしてハイキングやトレッキングは、大きなケガにつながりやすいアクティビティです。

これまで、ハイキングやトレッキングによるケガ、ケガによる費用を見てきましたが、ケガにかかる治療費やそれに関する諸費用はとても大きなものです。
もし万が一事故が起こってしまったら…。そんな万が一の時のために、アクティビティ向けの保険加入がおすすめです。

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ハイキングやトレッキングなどでおすすめの保険は二種類あります。

①国内旅行傷害保険:ピッケルやザイルなどの登山道具を使用しない、ハイキングやトレッキング向け

②山岳保険:登山道具を使用するような本格的な登山向け

契約スタイルも、その都度契約するタイプのもの(一回当たり数百円程度)もあれば、頻繁に出かける方向けに年間で契約するタイプのもの(年間当たり数千円~数十万円)もあります。

先にご紹介した通り、もし遭難してしまい、捜索を行う必要が出た場合、多額の捜索救助費用がかかります。万が一に備えて保険を検討する際は、捜索救助費用も補償対象になる「救援者費用」が補償内容に含まれているかどうかをよく確認しましょう。

この「救援者費用」では、家族が現地の病院にかけつけなくてはならない場合にかかる諸費用(交通費や滞在費など)も補償対象になります。ただし「14日以上入院した場合」のみ補償されるなど、保険によっては条件がついていることもありますので、加入前によくチェックしてください。

まとめ

四季折々で、さまざまな姿を見せてくれる山。そのどれもが美しく、見るものを魅了します。
また見るだけでなく、実際に登ることにも大きな魅力があります。

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しかしその一方で、危険の大きな環境であることも、また事実です。
ケガをせずに存分に山や高原を味わい尽くすためにも、しっかりとした準備を心がけましょう。

雄大な山や高原が、あなたを待っています。

LCD21-052 2021年8月

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